足の画像診断

「足」の画像に特化したスタンダードテキスト、ついに完成!
撮像から診断までをカバーした、「足」の画像診断に関する本邦初の本格テキスト。冒頭で正常画像解剖を呈示し、足の構造を踏まえて、MRI撮像時の足の肢位・固定、角度決めの方法を解説。交通外傷やスポーツ外傷を中心に、炎症性・代謝性病変など、足関節・足部領域の疾患ごとに章立てして網羅・解説。MRI、CTを中心に単純X線写真も交えながら、豊富な症例を呈示。放射線科、整形外科をはじめ、足の画像診断・検査に携わる医師・技師必携。

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『足の画像診断』電子版

¥8,140 税込
著:小橋由紋子 東京慈恵会医科大学放射線医学講座/東京歯科大学市川総合病院放射線科助教
ISBN
978-4-89592-730-7
判型/ページ数/図・写真
B5 頁312 図・写真380
刊行年月
2013/2/1
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1 章 足の正常解剖
2 章 足の構造物のMRI 撮像法
3 章 外傷性疾患―交通外傷を中心に
4 章 スポーツ外傷
5 章 炎症性・代謝性病変
6 章 腫瘍および腫瘍類似病変
7 章 副骨・種子骨障害
8 章 骨端症および無腐性骨壊死
9 章 絞扼性神経障害
10 章 足部の関節症・足趾変形

 骨軟部領域を専門としてから約8 年の月日が経った.駆け出しの頃,大畠 襄先生と福田国彦先生が編集された『スポーツ外傷・障害のMRI』 (メディカル・サイエンス・インターナショナル)という本を参考に勉強をしていた.私がスポーツ外傷に強く興味をもつきっかけとなった教科書でもあり,このような素晴らしい本をいつか自分の手で作ってみたいと思ったものである.特に「肘関節,前腕」の章は,今でも私のなかでバイブルとなるほどのお気に入りである.
 
 “足を研究する”と決めたのは,聖マリアンナ医科大学整形外科学教室(足の外科)の加藤篤史先生,諸川 玄先生,平野貴章先生に「足とはなんたるものか」をたたき込まれたからである.例をあげると,距骨滑車の骨軟骨損傷の画像の作り方や手術前後の画像評価方法,Lisfranc@帯のMRI 評価,後脛骨筋腱機能不全症の撮影方法など,数え切れないほど足の疾患について学ばせていただいた.その後,東京慈恵会医科大学放射線医学講座にて,足の肢位による@帯のゆがみの描出や腓骨筋腱脱臼のメカニズムの画像描出など,さらなる研鑽を積んでいる.
 私は今までの経験をもとに,足の撮影にはその疾患ごとに最適な撮影方法があることを実感している.
 本書の大きな特徴は,観察すべき構造物の走行を踏まえ,それらが最もよくみえるMRI 画像のみを掲載したことである.加えて,MRI 撮像時の足の肢位・固定,角度決めの方法についても,単独の章(2 章「足の構造物のMRI 撮像法」)を設け,放射線科医のいない施設においても,十分なクオリティで足のMRI 画像が作れるように配慮している.本書の主軸となっている「スポーツ外傷」の章(4 章)では,受傷肢位と受傷部位の関係に着目し,“ 捻挫” を中心に好発する外傷を述べた.「交通外傷」の章(3 章「外傷性疾患―交通外傷を中心に」)では,CT による診断をシェーマを多用して説明した.「骨端症および無腐性骨壊死」の章(8 章)では,画像診断の変革とともにどのように疾患概念やその解釈が変化していくか,過去の報告例と比較しながら述べた.「腫瘍および腫瘍類似病変」の章(6 章)では,足に独特とは言えないまでも比較的頻度の高い症例について記載した.「足部の関節症・足趾変形」の章(10 章)では,距腿関節だけではなく,その他足部の関節症についてCT およびMRI の特徴的画像を記述した.単純X 線写真よりは,CT とMRI による画像構成に重点を置いている.本書が放射線科医のみならず,整形外科医や放射線技師にも有益であり,MRI 室や読影室に欠かせない一冊になることを期待している.
 本書執筆にあたり,強く推薦してくださった奈良県立医科大学整形外科学教室の熊井 司先生,東京慈恵会医科大学整形外科学講座(足の外科)の窪田 誠先生,同放射線医学講座の尾尻博也先生には厚く御礼申し上げる.また,常に多くの助言をいただいている東京慈恵会医科大学放射線医学講座教授 福田国彦先生,毎週のスポーツ整形カンファレンスで私を厳しく鍛え上げてくださっている東京慈恵会医科大学整形外科学講座(スポーツ・ウェルネスクリニック)の舟﨑裕記先生には足だけではなく,多くの整形外科領域の知識を与えてくださり,感謝してやまない.
 さらに,快く画像を提供してくださった大分大学医学部臨床医学系放射線医学講座教授 森 宣先生,聖マリアンナ医科大学放射線医学教室の今西好正先生,よい画像を構成するにあたり,惜しみない協力をくださった藤沢湘南台病院病院長の鈴木紳一郎先生,同スポーツ整形外科の福田 潤先生,川口行雄先生,そして何よりも現場で共に協力しあうことができた藤沢湘南台病院の放射線技師の皆様,土日や夜中まで私の足の画像実験を手伝ってくださった東京慈恵会医科大学附属病院画像診断部の放射線技師の皆様には深く感謝申し上げる.本書の初校の頃には東京歯科大学市川総合病院へ異動となり,新参者の私の無理な要求に対しても,妥協のないMRI 画像を作成してくださった放射線技師の皆様には感動さえ覚える.最後に,出版にあたりご尽力いただいたメディカル・サイエンス・インターナショナルの後藤亮弘氏,正路 修氏にもお礼申し上げる.

2013 年1 月
小橋 由紋子

際限なき医学欲を満たす、極上の教科書を召し上がれ。

周術期管理を核とした総合誌[リサ]月刊/毎月1月発売

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患者全体を見すえた内科診療のスタンダードを創る!季刊/年4回発行

脳科学の宇宙(せかい)を展望する。

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