ジェネラリストのための高齢者画像診断 - 基礎からわかる骨・関節・筋疾患のみかた -

ワンランク上の高齢者診療を目指す!
高齢者の骨・関節・筋疾患を中心に、画像診断のポイントやその活用術と明日の診療にすぐに役立つUp to Dateな知識をまとめた高齢者画像診断の入門書。単純X線写真、CT、MRI、骨シンチグラフィなどの画像を提示し、それぞれのモダリティの特徴とともに画像所見をわかりやすく解説する。高齢者を診る機会の多い内科医や研修医に最適、さらには整形外科医にも役立つコツが満載。
¥6,050 税込
著:小橋由紋子 東京歯科大学市川総合病院放射線科講師
ISBN
978-4-89592-815-1
判型/ページ数/図・写真
B5 頁248 図11・写真203
刊行年月
2015/5/15
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Chapter 0 高齢者の画像をみる前に… 
Chapter 1 見落としやすい骨折・高齢者に多い骨折
Chapter 2 高齢者の骨・関節変性のメカニズムと画像所見
Chapter 3 知らないと怖い骨・関節の感染症
Chapter 4 ちょっと特殊な関節疾患
Chapter 5 知ってるつもりの代謝性疾患の骨・関節変化
Chapter 6 見逃さない!骨転移と軟部組織(皮膚・筋)転移
Chapter 7 骨・関節・軟部組織の異常からわかる全身疾患
Chapter 8 寝たきり患者で注意すること

 私が東京歯科大学市川総合病院放射線科で働き出して早3年.思い起こしてみると今まで一つの施設に2年以上いたためしがない.珍しく同じ施設に腰を据えていると感じているが,放射線科医として11年余り,施設の異動はあるものの一貫して骨軟部画像診断に切磋琢磨する機会を与えられてきた.私の本来の専門は骨軟部画像診断であり,特に「足の画像診断」と「スポーツ外傷の画像診断」である.本書の出版元であるメディカル・サイエンス・インターナショナルと私は2010年くらいからの付き合いであり,2013年に『足の画像診断』という教科書を上梓することができた.この本をきっかけに多くの依頼原稿や講演の機会を与えられる日々となった.  
 さまざまな職種の方々(放射線科医,放射線技師,整形外科医,形成外科医,そしてエステティシャン)の前で講演をしてきたが,講演のスライドを作成する前に講演を聴きに来ると思われる職種の人たちに「何に興味があるのか?」,「何を知りたいのか?」をうかがうようにしてきた.というのも,自分の興味のあるところと,聴衆の関心事との間に乖離が生まれることを実感しているからである.独りよがりの講演というのは人に興味を沸かせることができない.この「乖離」というものは実に厄介で,お互い学びたい,教えたいと思っていても,一方通行になることが多く,まるで片思いをしているかのような気分になる.本書はこのような「乖離」を少しでも払拭することができればとの願いを込めて執筆した.  
 骨軟部領域の疾患は最終的には整形外科医の仕事になるが,研修医や内科医が初診で診察することも多い.また内科疾患に合併する骨軟部疾患もまれではないと思う.この際に内科医に必要と思われる骨軟部疾患の知識を,本書では多くの画像とともに解説した.また,骨軟部疾患の画像ばかりではなく,たとえば癌腫の筋肉転移,骨転移などでは原疾患の画像所見も付け加えてある.糖尿病や慢性腎不全といった慢性疾患患者に対する骨軟部病変は長期の疾患ゆえに見逃されやすいため,さまざまなモダリティを用いて解説している.さらに臨床医に必要なCT,MRIの基本や独特のアーチファクトなどについてもわかりやすく解説したと思っている.疾患によっては高齢者のみならず小児や若年成人の画像も用いている.本書は整形外科医が内科疾患から骨軟部病変に至るまでの所見を学ぶにも十分な内容にした.最終章では当大学の特長を生かし,われわれには比較的なじみの薄い顎骨の炎症や結晶沈着症,さらに口腔ケアにも言及している.  
 最後に本書を上梓するにあたり,東京歯科大学市川総合病院の放射線部の仲間たちには何から何まで協力していただき感謝している.そしてメディカル・サイエンス・インターナショナル編集部の後藤亮弘氏には先の『足の画像診断』に始まり今回の本まで長くお世話になり,深くお礼を申し上げる.

2015年4月
東京歯科大学市川総合病院 放射線科
小橋 由紋子

際限なき医学欲を満たす、極上の教科書を召し上がれ。

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