臨床のための解剖学 第2版

研修医からベテランまで使える、臨床に直結した解剖学の本格テキスト
日本語初版刊行以来、医師、研修医など多くの読者の支持を獲得してきたロングセラー、8年ぶりの改訂。1980年の原著初版以来、版を重ねつつ評価を高めてきた。改版にともない、さらに読みやすさ、わかりやすさを追求。本書の特徴である解剖学と診察や診断との関係を明確に示す体表解剖および医用画像は、本文の流れに沿った配置に変更。加えて臨床関連事項の記述はさらに充実し、適宜アイコンを付記。図版は全面的に刷新され大幅増量、レイアウトを効率的に組みかえることにより頁数を抑えた。臨床現場で常に参照できる実践的解剖学テキスト。
¥15,400 税込
著者
監訳:佐藤達夫 東京医科歯科大学 名誉教授/東京有明医療大学 学長 坂井建雄 順天堂大学大学院医学研究科解剖学・生体構造科学 教授
ISBN
978-4-89592-838-0
判型/ページ数/図・写真
A4変 頁1128 図1135・写真359
刊行年月
2016/2/18
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目次
Introduction
1 胸郭
2 腹部
3 骨盤と会陰
4 背部
5 下肢
6 上肢
7 頭部 
8 頸部
9 脳神経

監訳者序文

 本書はK. L. Moore,A. F. Dalley,A. M. R. Agurによる ”Clinically Oriented Anatomy” 第7版の日本語訳である。原著は,現在世界中で最もよく使われている解剖学の教科書であり,2010年の第6版はアラビア語,韓国語,ギリシア語,スペイン語,トルコ語,フランス語,ポルトガル語,ルーマニア語に訳されており,2014年の第7版もすでにイタリア語,スペイン語,中国語(簡体),フランス語,ポーランド語,ポルトガル語版が出されている。前回の日本語訳は2006年の第5版を元にしているので,8年ぶりの改訂版ということになる。前版と比べていただくと,局所解剖学の骨組みの上に臨床に役立つ情報を満載した本書の基本的な特徴を保持しながら,学習者にとって使いやすいという配慮がさらに強化されている。容易に目に付くこととして,古典的な解剖図が新しいものに差し替えられて,図版の統一感が向上したこと,細かく散在していた臨床関連事項の青色コラムが,集約されて大きなまとまりになったこと,体表解剖のコラムと医用画像のコラムも本文に統合されたことなどが挙げられる。本書の初版は1980年にMooreの単独の著作として編まれ,Grant’s Atlas of Anatomyの図を多く用い,臨床解剖学という新しい領域を切り開く教科書として当初から高い評価を得ていた。版を重ねるごとに,新しい図版と素材を加えて内容を強化し,現在では解剖学の標準的な教科書として評価を高めている。
 人体解剖実習を含む解剖学は,16世紀のヴェサリウスさらに古代ローマのガレノスに遡る長い歴史を有しており,医学の教育・研究における最重要の基礎であり続けてきた。医学の進歩に伴って医学教育の限られた時間数の中で教えるべき情報量が爆発的に増大し,また近年のコンピュータ情報技術の進歩に伴う社会状況の変革に伴って,解剖学教育のあり方も変わりつつある。人体の構造についての必要な知識を効率的に伝えること,臨床という目的を意識させて学習の動機付けを行うことが求められている。人体解剖実習を通して,人体という素材を体験して学ぶことは解剖学の学習の根幹であり,限られた授業時間の中で,精選した内容を効率的に教えることが重要な課題となっている。自己学習の可能な魅力的な解剖学教材が求められるゆえんである。本書は現代の解剖学教育が直面する困難な課題に,答えを与える有力なツールである。
 本書の翻訳は前版と同様に,力量ある解剖学の専門家の方々に担当していただいた。用語とスタイルの統一,問題となる個所の調整などを,監訳者が協力して行った。訳文については,原書の内容を忠実に反映するように心がけつつ,読みやすい文章になるように努めた。本書によって医学生たちが解剖学と医学の学習に喜びを見いだし,日本の医学の将来にささやかでも寄与することができれば,このうえない幸いである。

2015年11月25日
訳者を代表して
佐藤達夫
坂井建雄

2016-11-28

p514 腓骨骨折の本文内 5行目
(誤) 足根関節の外側靭帯が断裂する(図B5.6C)
(正) (図B5.6C)を削除

p583 表5.13内
(誤) 長趾伸筋
(正) 長趾屈筋

p706 図6.43内
(誤) 腕神経叢の3本の後神経枝(外,後,)
(正) 腕神経叢の3本の後神経枝(外,後,)

(誤) 腕神経叢の3本の神経束(外,後,)
(正) 腕神経叢の3本の神経束(外,後,)

p752 図B6.24内
(誤) (A)尺骨神経麻痺
(正) (A)正中神経麻痺

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