FCCSプロバイダーマニュアル 第3版

米国集中治療医学会の教育プログラム、FCCSの講習用テキストの日本語版 第3版
米国集中治療医学会(SCCM)が主催する、重症患者を管理する上で基本となる概念や知識、具体的実践を教授するプログラム、FCCS(Fundamental Critical Care Support)の講習用テキストの邦訳。クリティカルケア医が駆け付ける前に目前の患者に対し医療スタッフとして何をすべきか、そのノウハウを提示する。重症患者管理に関わるすべての職種が共通して持つべき知識を修得するための1冊。
¥8,800 税込
原著タイトル
Fundamental Critical Care Support, 6th Edition
監修:一般社団法人集中治療医療安全協議会 監訳: 藤谷茂樹 聖マリアンナ医科大学救急医学 安宅一晃 奈良県立病院機構医療専門職教育研修センター/奈良県総合医療センター集中治療部
ISBN
978-4-8157-0127-7
判型/ページ数/図・写真
A4変 頁424
刊行年月
2018/8/29
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1 章 重症患者の見分け方と評価
2 章 気道管理
3 章 心肺蘇生・脳蘇生
4 章 急性呼吸不全の診断と治療
5 章 人工呼吸
6 章 酸素バランスと酸塩基のモニタリング
7 章 ショックの診断と治療
8 章 神経学的サポート
9 章 外傷と熱傷治療の基礎
10 章 急性冠症候群
11 章 致死的感染症:診断と抗菌薬の選択
12 章 生命を脅かす電解質異常および代謝異常の管理
13 章 特殊病態
14 章 妊娠期の集中治療管理
15 章 集中治療における倫理
16 章 乳幼児と小児の集中治療の基礎

付録1 院内救急対応システム
付録2 気道確保の補助器具
付録3 気管挿管
付録4 骨髄針挿入
付録5 動脈血ガス分析と治療
付録6 脳死と臓器移植

原著序文

FCCS プログラムのコンセプトが生まれ,集中治療医学の先駆者たちがFundamental Critical Care Support (FCCS)テキストの初版を書き上げてから,四半世紀以上が経過した。以来長年にわたって本書は,集中治療を学ぶ人々とそれを教える人々の情報源となってきた。この第6 版も旧版までの著者たちの努力と成功の上に,引き続きその伝統を守って築かれたものである。
本書は,重症患者を見いだす際,集中治療の専門家が到着するまでに必要なサポートを提供する際の,基本的な考え方を教育するための情報源となることを目的としている。
FCCS コースは重症患者の初期評価と管理に重点を置いている。新たな概念,ガイドライン,実臨床を反映するため,全巻を通じて改訂が行われている。その改訂はすべて,その時点で公表されている利用可能な最新のエビデンスにもとづいた文献に当たった上で行われたものである。
本書は臓器別にまとめられた章と問題解決型にまとめられた章とで構成されており,各章は臨床でよく出くわす症例を軸に展開されている。各章の重要な概念について読者の注意を喚起するため,多くの囲み記事も採用されている。海外の専門家からの助言や世界中の読者からのフィードバックも考慮に入れ,最終的にわれわれは,多種多様な人々やさまざまな国のニーズに対応したテキストになるよう努めた。
今回の改訂でも,米国集中医療学会Society of Critical Care Medicine の多くのスタッフと裏方の人たちが編集と進行に膨大な時間を費やしてくれた。そのすばらしい成果は本書で確認できるだろう。その全員に,心から感謝する。また,各章の執筆と編集に力添えをくださった優秀な専門家のみなさんにも感謝申し上げる。その多くは集中治療の実務家であり教育者で,また長年にわたるFCCS コースの指導者でもある。
彼らは手弁当で自分の時間を割いて,本書の編集に尽力してくれた。
FCCS プログラムで重要な位置を占めるFCCS プロバイダーマニュアル第6 版によって,集中治療を学ぶ人々とそれを教える人々のニーズが満たされ,これからも大きく広がってゆくことを期待している。


監訳者序文

日本でのFCCS は,2009 年の春に初めて開催され,2018 年6 月までに161 回に及んでいる。これまで7,424 名のプロバイダー,275 名のインストラクターと,多くの人材育成をしてきた。新専門医制度が始まり,日本集中治療医学会により教育の強化が行われているが,FCCS は基本的な領域をカバーする良質なコースとしての位置づけとなってきている。当初は専門医レベルの受講生が多かったが,最近,若手の受講生が増えてきたことは,集中治療の需要がより底辺に広がってきたことを意味している。
この原書第6 版はSepsis-3 を取り入れた内容になっており,新たにDIRECT Methodology という考え方も導入された。DIRECT Methodology はDetection,Intervention,Reassessment,Effective Communication,Teamwork を回すことで,チームで重症患者の変化に見落としが無いようにする手法である。このDIRECT Methodology により臨床現場での指導をシステマティックにできるようになり,重症患者を管理する上で重要なポイントをより初学者にも分かるようにまとめられた内容になっている。
今回の改訂でさらに裾野を広げられるよう,全国でFCCS コースが開催され,多くの仲間ができることを希望する。
2018 年7 月吉日
監訳
藤谷 茂樹
安宅 一晃

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