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 ミニ特集

心臓再同期療法

心臓再同期療法 Cardiac Resynchronization Therapy(CRT)を PubMed で検索してみると,下記の図のように右肩上がりで論文数が増している。

重症心不全の薬物治療では限界のある患者に対する治療方法として,いかに CRT が期待されているかが理解できよう。

本特集では,両室ペーシング機能付き植込み型除細動器 Cardiac Resynchronization Therapy with Defibrillator(CRT-D)の基礎ならびに日本循環器学会のガイドラインを循環器内科医の方々に,また実際の留置に際して,成人および小児について麻酔科医の方々に解説していただいた。

今後,CRT-D に関与する機会が増大するであろうという予想のもとに企画したが,読者の有益となることを期待する。

圭春会小張総合病院 麻酔科 大島 正行