バックナンバー

 徹底分析シリーズ

TEEワークショップ:内科と外科の観点から

   経食道心エコー(TEE)の有用性が認識され,麻酔中の新しいモニターとしての地位を確立しつつあります。今回のTEEワークショップは,東京麻酔専門医会総会に便乗して多くの先生方に集まって頂こうという意図のもとに行われました。内容は,従来のワークショップとは少し趣向を変え,「内科と外科の観点から」ということで企画しました。
   内科からは慶應義塾大学の岩永先生(9月号に掲載),外科からは,長崎大学の山近先生と広島大学の渡橋先生にお願いして,TEEの基礎から臨床応用まで講演していただきました。麻酔科からは,北里大学の岡本先生と横浜市立大学の小出先生に,TEEの応用編をお願いしました。また,今年から行われるTEEの認定試験にちなみ,帝京大学の石黒先生のミニテストで締めくくりました。
   本特集は,6月5日に行われた「経食道心エコーワークショップ-内科と外科の観点から-」(主催:日本心臓血管麻酔学会,座長:稲田英一,山田達也)を採録したものです。

慶応義塾大学医学部麻酔学教室 山田 達也