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心筋症の病態と周術期管理

LiSA 2004年8月号 TEEワークショップ:内科と外科の観点から

小出康弘:心筋症の病態と周術期管理

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(図2)

20040802.jpg典型的な肥大型心筋症の経食道心エコー図
(大動脈弁長軸像)
下記の所見がみられる。
・心室中隔の著名な肥大
・僧帽弁収縮期前方運動(SAM:systolic anterior motion of mitral valve)-僧帽弁前尖による
・大動脈弁のa mid systolic semi-closure
・乳頭筋および僧帽弁支持組織の前方変位

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(図3)

20040803.jpg術前に左室流出路狭窄が認められなかった症例であるが,術中の大量出血に伴い左室流出路狭窄の所見が認められた。心電図上のST低下(・誘導,V5誘導)が認められたために,改善のためにジソピラミド(1mg/kg)静注したときの変化〔経食道心エコー図(大動脈弁長軸像)〕
下記の所見がみられる。

【投与前】
 ・左室流出路のモザイク血流
 ・僧帽弁逆流(中等度~高度)
 ・左室の過収縮

【投与後】
 ・左室流出路のモザイク血流消失
 ・僧帽弁逆流の著名な軽減
 ・左房の収縮
 ・左室の過収縮の改善

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(図7)

20040807.jpgOPCAB施行中に心尖部挙上手技により左室流出路狭窄が認められた症例〔経食道心エコー図(大動脈弁長軸像)〕
下記の所見が認められる。
・心室中隔の著名な肥大
・左室内膜の狭小化
・僧帽弁収縮期前方運動(SAM)
・僧帽弁輪の石灰化性

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