バックナンバー
- LiSAトップ
- バックナンバー
- 2005年
- LiSA 2005年8月号 記事内容
- 徹底分析シリーズ
徹底分析シリーズ
パルスオキシメータ 1
パルスオキシメータは,術前評価,術中麻酔管理や術後管理で欠かせないモニタリングである。パルスオキシメータによる酸素化の評価はきわめて有用であり,パルスオキシメータの使用により,麻酔管理の安全性は向上した。経皮的酸素飽和度のもつ意味を理解したり,トラブルシューティングを行うためには,パルスオキシメータの原理について理解しておくことは重要である。パルスオキシメータの限界や欠点を克服するために,新しいテクノロジーも導入されている。単に経皮的酸素飽和度を測定するだけでなく,パルスオキシメータを利用したさまざまな応用もなされてきている。
今回は,パルスオキシメータの基礎と臨床,そして最新のテクノロジーについて徹底分析する。
順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 稲田 英一