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安全・確実な神経ブロック手技
LiSA 2005年別冊:Annual Refresher Course Lecture'04
神経根ブロックのポイント:腰神経のルートブロック
(動画の本文は全て77ページ)
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その1:斜位で行う腰神経の神経根ブロック
・針を挿入してしばらくすると,ピョーンと体が動きます。これは放散痛がきたところです。
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その2:伏臥位で行う腰神経の神経根ブロック
・S1 の場合には, S1 の仙骨孔に針が入れば大体命中します。斜位で行う人もいますが, これは伏臥位で行っています。
・造影剤を入れて, ルートの造影を行いました。神経根がきれいに造影されています。
・このような神経根ブロックは, 造影をした後に造影剤の広がり方によってヘルニアがどこにあるかという情報も得られますし, ステロイド薬を何ミリか入れて, 局所麻酔薬を一緒に入れて治療を終わるという方法も可能です。
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その3:椎間板の加圧注射療法の実際
・ 神経根ブロックと同じように,上関節突起の前を滑らせて,椎間板に針を刺します。椎間板がこれだけ見えていますが,なかなかうまく刺さらないこともあります。できるだけ椎間板の真ん中に針を刺します。・関節に当たっている場合,その脇を滑らせればよいです。ちょっと刺入方向を変えながら,椎間板に針を刺します。実際には前後左右で椎間板の真ん中に針が刺さっているのを確認したうえで加圧します。
・そしてピョーンと上下に造影剤が広がっています。
・このように造影しているときからポーンと穿破されればこの治療は大成功で,多分, ヘルニアそのものも小さくなりますし,痛みはすぐに楽になります。
・生理食塩水を何回か入れていきます。 この場合はすでに穿破されましたから, 洗浄の意味で生食水を注入しています。仕上げに造影剤を入れて, 実際に硬膜外腔のほうに造影剤が広がっているのを確認します。
・造影剤が上下に広がっているのが確認できると思います。この場合, ヘルニアそのものの大きさも穿破されて大分小さくなってしまっています。これが硬膜外加圧療法です。
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