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Hospitalist(ホスピタリスト)2015年1号 このページを印刷する

特集:呼吸器疾患1

呼吸器疾患の愁訴はホスピタリストが最も多く遭遇する問題です。超高齢化社会を背景に,呼吸器疾患合併患者や呼吸機能低下患者が増え,ホスピタリストにもその対応が求められています。呼吸器疾患は,感染症,炎症,自己免疫疾患,腫瘍,血管病変,職業性疾患など幅広い領域からなり,まさにジェネラリストとしての力量が試されるでしょう。呼吸器専門医がまだ少ない日本では,呼吸器領域の高い診療能力がホスピタリストに期待されます。また,呼吸器専門医のいない病院では,まだ診断がついていない,緊急・重症の呼吸器疾患で一般病棟に入院する可能性があります。その場合,ホスピタリストは,診断,検査,緊急治療を担い,必要であればすぐに専門家にコンサルトする,そのタイミングを見極めなければなりません。そのためにはそれぞれのトピックにおける重要なポイントを整理するとともに,日本のガイドラインやその現状,問題点についても理解しておくことが重要です。
呼吸器疾患の第一弾の本特集では,ホスピタリストが遭遇することの多い徴候,疾患である,咳嗽,血痰喀血,結核,NTM,びまん性肺疾患,喘息,COPDにテーマを絞りました。検査については,呼吸機能検査と気管支鏡を扱い,画像診断検査については,各論の各項目に織り交ぜて扱います。非専門医のジェネラリストとして,呼吸器疾患について知っておくべき知識をまとめ,現場で使える痒いところに手が届く内容を目指します。

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責任編集:
大西 尚 明石医療センター 呼吸器内科
則末泰博 東京ベイ・浦安市川医療センター 呼吸器内科/集中治療科
石丸直人 明石医療センター 内科
ISBN 978-4-89592-941-7
定価 4,968円(本体4,600円+税8%)
刊行年月 2015/03
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目次

はじめに ホスピタリストにますます期待される呼吸器診療,その実臨床に使える知識
  大西 尚 明石医療センター 呼吸器内科
1. 咳嗽:除外すべきは除外し,疑わしきものから診断的治療を行う
  五十野 博基 筑波大学附属病院 総合診療科/水戸協同病院 総合診療科
2. 血痰・喀血:鑑別疾患は多様,致死的な状況を予測し,多職種的アプローチを早期に手配
  野木 真将 University of Hawaii, John A. Burns School of Medicine, Department of Medicine
3. 呼吸機能検査:呼吸生理を前提に,臨床的に解釈
  竹越 大輔 東北大学病院 呼吸器内科
[コラム] 間質性肺疾患におけるバイオマーカー:KL-6,SP-A,SP-Dのエビデンスと臨床での実際
  大西 尚
4. 気管支鏡検査:気管支肺胞洗浄(BAL)と経気管支肺生検(TBLB):「何を疑い」「何をみるのか」それが大事!
  内藤 貴基 東京ベイ・浦安市川医療センター 集中治療科
5. 結核:いまだ中蔓延国の日本,結核の疑いを常にもち標準治療を理解しておく
  北薗 英隆 東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科/感染制御室
6. 非結核性抗酸菌(NTM)症:NTMの種類,進行パターン別に治療戦略を立てる
  谷口 俊文 千葉大学医学部附属病院 感染症管理治療部/国際医療センター
7. びまん性肺疾患総論:鑑別と治療のオーバービュー
  瀬尾 龍太郎 神戸市立医療センター中央市民病院 集中治療部
[コラム] 特発性肺線維症(IPF)の治療:支持療法,特異的薬物療法のトピックス
  齊藤 茂樹 Tulane University School of Medicine Pulmonary Diseases, Critical Care and Environmental Medicine
  近藤 康博 公立陶生病院 呼吸器・アレルギー内科
8. 急性に発症する間質性肺炎
 ①間質性肺炎急性増悪:今そこにある危機:急性増悪か否か,それが問題だ
   立川 良 京都大学大学院医学研究科 呼吸器内科学
   富井 啓介 神戸市立医療センター中央市民病院 呼吸器内科
 ②特発性間質性肺炎(IIPs)以外:急性過敏性肺炎,急性好酸球性肺炎,薬剤性肺炎,肺胞出血,放射線肺炎
   冨岡 洋海 神戸市立医療センター西市民病院 呼吸器内科
[コラム] 心不全と肺疾患との鑑別:時として困難な鑑別において各指標やツールは有効か
  鍋島 正慶・筒泉 貴彦 練馬光が丘病院 総合診療科
9. 喘息総論:急性期から慢性期までの治療法とその実際
  安田 一行 天理よろづ相談所病院 呼吸器内科
[コラム] 難治性喘息:治療抵抗性喘息と同義ではない
  横山 裕 東京ベイ・浦安市川医療センター 呼吸器内科
10. 安定期COPD:閉塞性換気障害の程度だけでなく,患者全体を診る視点が重要
  羽白 高 天理よろづ相談所病院 呼吸器内科
11. COPD増悪:標準的な薬物療法(ABCアプローチ)と換気補助療法のエビデンスを理解する
  江原 淳 東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科
[コラム] LVRS:肺気腫治療の1つとして考慮される肺容量減少手術
  山下 素弘 四国がんセンター 呼吸器外科
[コラム] 肺移植:適応とその実際,ホスピタリストが遭遇し得る合併症
  杉本 誠一郎・大藤 剛宏 岡山大学病院 呼吸器外科