ナラティブとエビデンスの間 - 括弧付きの、立ち現れる、条件次第の、文脈依存的な医療 -

本当に患者の話を聞き、質問を理解することとは?
ナラティブとは、患者が語る話について、その意味を分析された物語。ナラティブもエビデンスも、ともにヘルスケアのアウトカムに影響を及ぼす要素として重要である。本書では、章により診断および治療にそれぞれ重点をおき、具体的なケースを示しつつ、ナラティブと、検索方法や吟味の仕方を含めたエビデンスとの関わりについて、医療実践のプロセスとして追体験できる。ナラティブ・メディスン実践のための指南書として利用価値が高い。
¥3,740 税込
原著タイトル
Integrating Narrative Medicine and Evidence-based Medicine: the everyday social practice of healing
原著者
James P Meza・Daniel S Passerman
訳:岩田健太郎 神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授
ISBN
978-4-89592-743-7
判型/ページ数/図・写真
A5変 304頁 図42
刊行年月
2013/5/1
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2013-07-01

96ページ12行目〔LR(陰性検査)の右辺〕

(誤)0.16
(正)0.016

2013-06-10

viiページ5行目

(誤)ナラティブ・メディシン
(正)ナラティブなエビデンス

2013-06-10

3ページ下から11行目

(誤)物語は一種、シェアすることともいえます
(正)物語はシェアの一つのあり方です

2013-06-10

3ページ下から12行目

(誤)物語は語られ、再度語られ、同じ人に語られ、他者によって語られます
(正)物語は同じ人によって語られ、語り直され、さらに他者に語り継がれていきます

2013-06-10

3ページ下から6行目

(誤)親は子どもが口にしたことの意味を理解をしようとし、次のように言うかもしれません。「さぁ、ジョーおじさんに教えてくれ
(正)親は子どもの口にすることの意味を理解しつつ、仲介に入るでしょう。そして次のように言うでしょう。「さぁ、ジョーおじさんに言ってごらん

2013-06-10

4ページ5行目

(誤)単純にディテールをある枠組みに放り込み、意識することなくその意味を理解します。今聞いた(あるいは読んだ)ばかりのことを一所懸命分析しているのです
(正)単にディテールをある枠組みに放り込むだけで、意味を理解するのです。今聞いたり読んだりしたことを、意識したりがんばって分析することもなしに

2013-06-10

4ページ15行目

(誤)適
(正)適

2013-06-10

4ページ19行目

(誤)物語は、聞き手がその構造、内容、文脈、構成、枠組み、プロット、劇的な瞬間、目的や願望、物語の特定の社会的役割を理解する手段として、物語の現代性を吟味したとき、ナラティブとなります
(正)物語がナラティブになるのは、聞き手が、構造、内容、文脈、書式、枠組み、筋書き、劇的瞬間、目的や願望、その物語の時間性といった点を吟味して、その物語の特別な社会的役割を理解する手段とするときです

2013-06-10

4ページ下から8行目

(誤)このような記述は文学的用語です。
(正)このような言葉の多くは、文学用語です。

2013-06-10

4ページ下から6行目

(誤)複数の異なるアウトカム
(正)複数の異なる結末(アウトカム)

2013-06-10

4ページ下から4行目

(誤)何気ない一連
(正)因果のつながり

2013-06-10

4ページ下から3行目

(誤)「ナラティブな時間」ではそうとは限らないのですが、人の経験はこのように理解されます。
(正)人は「ナラティブな時間」を生きているとは限りませんが、人の経験とはこのように理解されます。

2013-06-10

5ページ下から10行目

(誤)彼らはナラティブのジレンマを経験します
(正)彼らはナラティブを経験しています

2013-06-10

5ページ8行目

(誤)一番単純な例をあげるならば、飛行か恐怖反応があります(flight or fright response)
(正)最もシンプルな例は闘争か逃走か反応です。
さらに,「原著ではflight or fright responseとあったが、fight or fright responseの誤記と解釈する。」という訳注を追加。

2013-06-10

6ページ12行目

(誤)-抜け-私たちがやっているのは、
(正)それが共有であり、共有のような冒険です。つまり、臨床医学なのです。私たちがやっているのは、

2013-06-10

6ページ下から9行目

(誤)-抜け-1950 年代の現代的なトレンドでは、
(正)医学は客観科学だったのです。1950年代のモダンな流れにのって、

2013-06-10

12ページ20行目

(誤)-抜け-私たちがお示しできる唯一のエビデンスは、
(正)読者の皆さんにはぜひナラティブもEBM/臨床疫学にも取り組み、学んでいただきたいと思います。私たちがお示しできる唯一のエビデンスは、

2013-06-10

86ページ表5.2

(誤)特異度A = a /(a+c)
(正)感度A = a /(a+c)。
さらに,「原著では特異度と感度が逆になっているが、明らかに誤りと思えるため訂正した。」という訳注を追加。

2013-06-10

86ページ表5.2

(誤)感度= d /(b+d)
(正)特異度= d /(b+d)

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