ICUブック 第4版

レジデントからIntensivistまで
圧倒的な支持を獲得し続けてきた
集中治療の唯一無二のバイブル、最新版
集中治療医学テキストのベストセラーにしてロングセラー、7年半ぶりの改訂版。重症患者管理の基本と実践を、著者Dr. Marinoの豊富な臨床経験とエビデンスに基づき明快に解説。単独執筆による論旨の一貫性は今版でも堅持されている。全体の構成を見直したうえで全面的に書き直しが図られ、記述はより洗練された。5つの新章を含む全55章構成。オールカラー化によりビジュアル面でも理解しやすくなった。

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『ICUブック 第4版』電子版

¥12,100 税込
著者
監訳:稲田英一 順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 教授
ISBN
978-4-89592-831-1
判型/ページ数/図・写真
B5 頁880 図246 フルカラー
刊行年月
2015/11/27
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第I部 血管アクセス
第II部 ICUにおける予防措置
第III部 血行動態モニタリング
第IV部 循環血流の障害
第V部 心臓緊急状態
第VI部 血液成分
第VII部 急性呼吸不全
第VIII部 人工呼吸
第IX部 酸塩基平衡障害
第X部 腎臓と電解質の異常
第XI部 腹部と骨盤内臓器
第XII部 体温の異常
第XIII部 神経系の機能障害
第XIV部 栄養と代謝
第XV部 クリティカルケアにおける薬物療法
第XVI部 中毒
第XVII部 付録

監訳者の序

集中治療に関する書籍が数多く出版されているが,『ICUブック』はそのなかでひと際大きな輝きを放っている。Dr. Marinoという強いscientific mindをもった優れた集中治療医により,一貫した考えをもって書かれていることは大きな特徴である。集中治療の教科書として,版を重ね23年間もベストセラーであり続けられるのは,型にはまったふつうの教科書とは異なり,新鮮な血が通ったものとなっているからである。
 本書の随所に,はっとさせられる記述がある。私たちが常識的に行ってきたこと,行っていることに対してのチャレンジといってもよい。そういった記載に出会うと,私たちはまず,戸惑ったり,「そんなことを言ったって」とある程度の反発を覚えたりするかもしれない。しかし,読み進むうちに,「おっしゃるとおり」と納得していく。本でありながら,interactiveな要素をもっており,読者はDr. Marinoと対話をするようにdynamicに読み進めていけることが大きな魅力であると思っている。
 現在,議論があること,エビデンスが不十分な治療やメカニズムがわかるように記載されている。読者はその疑問を解決したいという気持ちになると思うが,それこそが著者の狙いである気がする。
 第4版は第3版が出版されてから7年後の出版となる。その間に,集中治療に関する知見も増え,その質も向上してきた。第4版にもそれらは盛り込まれている。今回は,血管カテーテル,職業曝露,その他の換気様式,膵炎と肝不全,非医薬品による中毒の5つの新しい章を加え,全部で55章から構成されている。付録には,単位や基準値,よく用いる計算式などが載せてある。246ものオリジナルの図と199の表が含まれており,カラー印刷となり視覚的にも概念がとらえやすくなった。
 各章はしゃれた箴言や名言で始まっている。読み進めるうちに,それらの箴言・名言のもつ意味がわかってくるという面白味がある。結論を急ぐ方は,各章につけられた「おわりに」を読んでいただけばよいが,本書の楽しさを味わうためには章の最初からじっくりと読まれることをお勧めする。
 訳者の方々は,翻訳も大変であったはずだが,さらに必要に応じて注を加えてくださった。ここに深く感謝する次第である。
 集中治療を学ぼうとする医療関係者や,それを教える医師,看護師にとって有用な書であることは変わりない。楽しみながら読み,おおいに学んでいただきたい。

2015年10月23日
稲田英一



第4版への序

『ICUブック』は23年間にわたり重症患者管理のための基本的な情報源としての役割を果たしてきたが,ここにその第4版をお届けする。専門の領域を問わず,あらゆる成人集中治療室(ICU)で応用可能な基本概念ならびに患者管理の実際を紹介する包括的な教科書でありたいという当初の意図は,今回の版でも変わっていない。これまでと同様,産科救急,熱傷管理,外傷管理といった高度に専門化した領域については,より適切な専門教科書に譲りたい。
 今回の版は全体の構成を見直して完全に書き直すとともに,各章末には最新の文献ならびに診療ガイドラインのリストを掲載した。新規に246点の図版と199点の表を加えた。「血管カテーテル」(第1章),「職業曝露」(第4章),「その他の換気様式」(第27章),「膵炎と肝不全」(第39章),「非医薬品による中毒」(第55章)という新しい章も5つ追加した。また,各章の最後には「おわりに」という短い項を設け,その章で述べた重要な考え方や事柄を強調した。
 『ICUブック』は単独の著者の考えを示しているという点でユニークであり,またそのことが全巻を通じたスタイルと論旨の統一性を生んでいる。単著というものは得てしてなにがしかの偏向を避けられないものだが,本書で述べた意見は単なる個人的な経験ではなく,実験的観察の結果をもとにしている。それでも残ってしまっている偏りが許容できる程度のものであることを願っている。

2018-08-22

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

26頁 「抹消穿刺中心静脈カテーテル(PICC)」 1行目
(誤)腕部の前窩
(正)腕部の前窩

63頁 「空気伝播」 1行目  
(誤)とは,
(正)空気伝播とは,

63頁 「非定型肺結核」 1行目 
(誤)非定型酸菌
(正)非定型酸菌

121頁 「肺血管抵抗係数(PVRI)」 3行目~
(誤)
平均肺動脈圧とPAWPとの差(MAP-PAWP)である。
PVRI=(MAP-PAWP)/CI
(正)
平均肺動脈圧(mean pulmonary artery pressure : PAP )とPAWPとの差(PAP-PAWP)である。
PVRI=(PAP-PAWP)/CI

208頁 「右心不全」 1行目
(誤)推奨される。
(正)推奨される45)

208頁 「右心不全」 4行目
(誤)容量負荷を行う45)
(正)容量負荷を行う46)

250頁 表16.1 モルヒネの投与法
(誤)5~15分ごとに追加する。
(正)5~10分ごとに追加する。

396頁 「量制御換気」 10行目~
(誤)プラトー圧(plateau pressure)と呼ばれ,吸気終末における肺胞の最高圧(Palv)である。
(正)プラトー圧(plateau pressure : Pplateau)と呼ばれ,吸気終末における肺胞の最高圧(Palv (peak))である。

415頁 「吸気圧」 1行目
(誤)PPEPを加えることで
(正)PEEPを加えることで

423頁 「高頻度振動換気」 4行目
(誤)(典型的には1~2mLの)
(正)(典型的には1~2mL/kgの)

471頁 「ステロイドの前処置は必要か」 3行目
(誤)報告されている33,34)
(正)報告されている31,34)

479頁 図31.1 慢性呼吸性アルカローシスの二次性反応 2行目
(誤)24+[0.4×(40-PaCO2測定値)]
(正)24[0.4×(40-PaCO2測定値)]

486頁 「おわりに」 3行目
(誤)PaCO2 + H2O
(正)CO2 + H2O

487頁 「おわりに」 最後から2行目
(誤)Stewartの教科書
(正)Stewartの教科書16)

2018-08-22

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

518頁 図34.2の説明
(誤)近位尿
(正)近位尿

523頁 「尿中ミオグロビン」 7行目
(誤)AKIの診断を
(正)ミオグロビン尿性腎不全の診断を

524頁 表34.5 濾過勾配(FG)内の式、
525頁 上から6行目
(誤)FG = MAP- (IAP×2)
(正)FG = MAP- IAP×2

546頁 コニバプタンの訳注の番号
(誤)1
(正)2

558頁 「細胞膜作用への拮抗」 3行目
(誤)(20~30分)しか持続せず,
(正)(30~60分)しか持続せず,

563頁 表37.2の説明2行目
(誤)返還
(正)変換

578頁 「臨床症候」 3行目
(誤)心血管:脱水,
(正)心血管:循環血液量減少,

590頁 表39.2 薬物とその他の物質
(誤)ヒスタミンH2受容拮抗薬
(正)ヒスタミンH2受容拮抗薬

(誤)メクロプラミド
(正)メクロプラミド

(誤)メチルプレドニゾン
(正)メチルプレドニゾ

616頁 図41.1の説明
(誤)文献3より
(正)文献4より

640頁 「その他の原因」無石胆嚢炎 2行目
(誤)胆嚢の排出を
(正)胆汁の排出を

683頁 表46.1 ステップ3の4つ目
(誤)てんかん発作が発症してから発作後の状態が続いている。
(正)脳卒中発作が起きてからの痙攣

766頁 「投与量」体重による投与量 10行目、
767頁 「コメント」 3行目、
767頁 「代替薬」 1行目、
(誤)バンコマシン
(正)バンコマシン

2018-02-26

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

670頁 表45.3 ミダゾラム
(誤)その後4~10mg/kg/hで持続投与する。
(正)その後0.05~0.4mg/kg/hで持続投与する。

2016-01-06

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

16頁 表2.2
(誤)クロルヘキジン
(正)クロルヘキジン

2016-01-06

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

37頁 表3.2
(誤)薬物濃度が 1 g/mL になるように
(正)薬物濃度が 1 mg/mL になるように

2016-01-06

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

46頁 表3.5
(誤)心臓胸部ICU 0.9 0~2.0
(正)この行を削除

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