MGH麻酔の手引 第7版

麻酔の殿堂“MGH”発
信頼される定番、最新版
世界初のエーテル麻酔による外科手術が施行された、マサチューセッツ総合病院(MGH)に蓄積された臨床経験と知見を基に編まれた実践書。7年ぶりの改訂で全編アップデート。周術期管理、疼痛管理を含め麻酔科領域全般を幅広くカバーした定本として、日本をはじめ世界中で支持、信頼される麻酔の手引。レイアウト等の工夫により、頁数増加を抑えつつ、さらに見やすく調べやすくなった。研修医からベテランまで幅広い読者のニーズにこたえる。

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『MGH麻酔の手引 第7版』電子版

¥8,800 税込
著者
監訳: 稲田 英一 順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 教授
ISBN
978-4-89592-885-4
判型/ページ数/図・写真
A5変 頁760 図84
刊行年月
2017/6/7
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PARTⅠ 麻酔前の患者評価
 1 麻酔前の患者評価
 2 心疾患患者での注意事項
 3 肺疾患患者での注意事項
 4 腎疾患患者での注意事項
 5 肝疾患患者での注意事項
 6 内分泌疾患患者での注意事項
 7 麻酔科領域の感染症と感染対策

PARTⅡ 麻酔の実施
 8 麻酔の安全性
 9 麻酔器
 10 モニタリング
 11 麻酔中の脳機能モニタリング
 12 静脈麻酔薬と吸入麻酔薬
 13 筋弛緩
 14 気道確保法とその評価
 15 全身麻酔の実際
 16 局所麻酔薬
 17 脊髄くも膜下麻酔,硬膜外麻酔,仙骨硬膜外麻酔
 18 区域麻酔
 19 麻酔中の諸問題
 20 周術期の循環管理
 21 腹部手術の麻酔
 22 胸部外科手術の麻酔
 23 血管手術の麻酔
 24 心臓手術の麻酔
 25 脳神経外科手術の麻酔
 26 頭頸部手術の麻酔
 27 脊椎手術の麻酔
 28 泌尿器科手術の麻酔
 29 高齢者に対する麻酔
 30 新生児のケア
 31 小児外科手術の麻酔
 32 産婦人科の麻酔
 33 手術室外での麻酔
 34 外傷患者と熱傷患者の麻酔
 35 輸血療法

PARTⅢ 周術期の諸問題
 36 麻酔後回復室
 37 術後肺合併症
 38 成人,小児,新生児の心肺蘇生
 39 痛みの管理
 40 補完代替医療
 41 倫理的問題と終末期の問題

付録
 付録Ⅰ 治療域が狭く有害作用を生じやすい薬物
 付録Ⅱ 頻用される薬物
 付録Ⅲ 頻用される静注抗菌薬

監訳者序

本書「MGH麻酔の手引」第7版は,2016年に出版された“Handbook of Clinical Anesthesia Procedures of the Massachusetts General Hospital”(原著第9版)の日本語訳である。マサチューセッツ総合病院(MGH)は,1846年10月16日にWilliam T.G. Mortonが世界で初めてエーテル麻酔を行った施設として有名である。MGHはHarvard Medical Schoolの教育病院であり,常に全米の病院ランキングでも上位にランキングされている。麻酔科領域においても米国のみならず世界をリードする施設であり,本書も,1978年の初版以来,日本を含めた多くの国で翻訳され,愛読され続けている。私がMGHでレジデントをしていた頃は,レジデントはみな小ぶりだが内容が濃い本書の初版を常に白衣のポケットに入れて持ち歩いていた。
 広く,長期間にわたって愛読されている理由は,わかりやすい記述と,実践的な内容であり,常に新しい知識が盛り込まれていることが挙げられる。本書のファンは,リピーターであり,長年にわたり使用し続けている。それは,本書は医学生から専門医に至るまで,幅広い読者に向けて書かれているからである。実践編にあたるPARTⅡは初学者にとっては,やや難しい部分もあるかもしれないが,それは経験により次第に理解されていくものであろう。指導者クラスにとっては,知識を整理しなおしたり,研修医や専攻生を指導するのに役立つものと考えられる。
 各章冒頭で,その章で取り上げられた疾患をもつ患者や,生理学や薬理学,解剖学などの基礎医学の知識について簡潔に述べたうえで,代表的な手術について,患者の術前評価および管理,麻酔管理上の注意点が整理されている。
 PARTⅠの7章は,術前評価と管理の総論に続き,さまざまな疾患をもつ患者の評価と周術期管理上の注意点に関するものである。PARTⅡでは,麻酔における安全管理,麻酔器,モニタリング,全身麻酔法,脊髄幹麻酔や区域麻酔,麻酔薬,筋弛緩薬,局所麻酔薬,気道評価と管理,術中の危機管理,血行動態管理などの章に引き続き,各種手術,外傷や熱傷患者などの麻酔管理のほか,新生児・小児手術,高齢者手術についても解説されている。自分の担当する症例について,基礎から実践まで,短時間のうちに要領よく学ぶことができる。PARTⅢでは,麻酔後回復室における管理,術後肺合併症,心肺蘇生法,鎮痛法,倫理や終末期医療にかかわる問題について述べられている。
 本書は,どの章から読み始めてもよい。私のお勧めは,PARTⅠの各章を通読し,その後,各種手術や,特別な疾患をもつ患者の周術期管理について読むという方法である。本書も,これまでの版と同様に読者に広く受け入れられ,麻酔科診療の役に立つことを願っている。

2017年4月22日
稲田 英一





原著序

1970年代後半に,マサチューセッツ総合病院Massachusetts General Hospital(MGH)の麻酔科責任者であったDr. Richard Kitzは,次のような構想を抱いた。「今まさに病棟で働いている麻酔科医が中心となって麻酔科診療の手引書を作れば」,それは「経験の浅い,訓練も十分でない麻酔科医にとって実践的知識の拠り所となるであろう」と。今回9版目を数える本書「MGH麻酔の手引」“Clinical Anesthesia Procedures of the Massachusetts General Hospital”も,この伝統を引き継いでいる。本書は,MGHの麻酔科,集中治療部,痛み管理の各部門のレジデントとスタッフが執筆に当たった。今や麻酔科専門医である上級筆者は,以前の版のレジデント筆者であった,というケースも多い。約40年にわたる,総勢200人を超える人々の助けによって,本書「MGH麻酔の手引」は,絶えず変わりゆくわれらが麻酔領域のニーズに合わせて,定期的にアップデートされてきた。
 これまでの版と同様に,本書では,患者のために安全な麻酔を実施し周術期管理を行うのに必要な臨床の基礎について力を注いでいる。本書の内容は,現在MGHで行われている診療を反映するもので,レジデントのための教育プログラムとフェローシッププログラムの基礎や,さらによりいっそう広く,論文化された研究データやインターネット上の情報源についても述べてある。麻酔科医,認定麻酔看護師,麻酔アシスタント,麻酔の実習生やその他の訓練受講者,医学生,周術期管理に興味がある他科の医療職が,求める情報に容易にアクセスでき,かつ正確な情報が得られるように設計してある。各章では,経験的な臨床教育を強化するとともに,最新の参考文献によってより詳しい研究内容にたどり着けるようになっている。
 これまでの版に携わられた大勢の編集者と執筆者には,心から感謝申し上げる。Lippincott Williams & WilkinsのMs. Nicole Dernoskiと彼女の有能な編集スタッフとは楽しく作業をさせていただいた。長年にわたるよき助言者であり親友であるRichard J. Kitz, MDとHassan Ali, MDに,そして麻酔科責任者としてずっと支えてくれたJeanine Wiener-Kronish, MDにはお世話になった。Mack Thomas, MDは,LSUMCの医学生であった私がこの手引の第3版を購入した時に,麻酔・集中治療領域に進むよう促してくれた。編集者の1人として参加する栄誉が私に与えられることになるとは,まったく夢にも思わなかった。
 私は,このきわめてやりがいがあり,発展し続けている麻酔の世界を歩み続けるうえで,本書が役立つことを読者の皆さんに気付いてほしいと願っている。
 最後に,本書の改訂作業は,私の妻Pattiと息子Danielの尽きせぬ愛情,援助,理解を欠いては到底成し遂げられなかった。

Richard M. Pino, MD, PhD, FCCM

2018-01-16

546ページ 本文,上から12行目
(誤)1〜2gのミダゾラム投与
(正)1〜2mgのミダゾラム投与

717ページ 左段A項目の上から6行目
(誤)activated partial thromboplastin time(aPTT) 593
(正)activated partial thromboplastin time(aPTT) 592

2017-06-12

589ページ 本文,下から8行目
(誤)代わりに針電極を使用する場合もある。ライン
(正)代わりに針電極を使用する場合もある。
 
720ページ 左段,上から2行目
(誤)thoracic endovascular / aneurysm repair
(正)thoracic endovascular aneurysm repair

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