医師として知らなければ恥ずかしい50の臨床研究 小児編

小児科医、プライマリケア医の日常診療に効く、必読論文50選
医師としてこれだけは押さえておくべき50論文を厳選、レビューするシリーズ、「正編」「内科医編」「神経編」に次ぐ第4弾「小児編」。小児領域に影響を与えた重要な論文で、かつ日常診療に親和性の高い項目を収載。要約文はシリーズ他書と同様、できるかぎりオリジナル論文著者へのフィードバックを行い精度を高めた。日本の小児医療の現状を踏まえた訳者コメント付き。小児科医のみならず、小児医療にかかわるプライマリケア医・総合診療医・開業医にも有用。
¥3,850 税込
原著タイトル
50 Studies Every Pediatrician Should Know
訳:中河秀憲 淀川キリスト教病院小児科
ISBN
978-4-8157-0117-8
判型/ページ数/図・写真
A5 頁296 図73
刊行年月
2018/4/11
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SECTION 1 アレルギー,免疫・リウマチ学
SECTION 2 行動
SECTION 3 心臓病学
SECTION 4 皮膚科学
SECTION 5 内分泌学
SECTION 6 耳鼻咽喉科学
SECTION 7 小児科一般
SECTION 8 血液学
SECTION 9 感染症
SECTION 10 新生児学
SECTION 11 腎臓病学
SECTION 12 神経学
SECTION 13 腫瘍学
SECTION 14 眼科学
SECTION 15 整形外科学
SECTION 16 呼吸器学

訳者序文

男には地図が必要だ
荒野を渡り切る心の中の『地図』がな
―グレゴリオ・ツェペリ
(荒木飛呂彦 著『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「STEEL BALL RUN」第4巻 集英社,2004年,p85より引用)

 この度,“50 Studies Every Doctor Should Know (医師として知らなければ恥ずかしい50の臨床研究)”シリーズの小児編を翻訳し出版させていただいたことをとても光栄に思う。
 すべての小児医療に関わる方にとって,本書はその勉強,特に自身の専門領域以外の勉強をする際のよい「地図」となるだろう。
「子どもは小さな大人ではない」とよく言われるが,小児を対象とした良質の臨床研究は少なく,成人のデータを小児に適用させている場面は多い。小児医療について勉強するとき,私たちはその「エビデンスの少なさ」にしばしば驚かされるだろう。
 しかし同時に,必ずしもランダム化比較試験ではなく小規模な観察研究や症例報告も立派な「エビデンス」として誠実に吟味し,それを目の前の患者にどう適用させるかを考えることが日々の臨床においては重要であると気づかされる。
 過去,病に苦しんだ子どもたちがいたからこそ,現在同じ病の子どもたちへ医療が提供できているのである。その子たちに敬意を払いつつ,未来の子どもたちのために我々は止まることなく新たなエビデンスを構築し発信していかなければならない。今回翻訳をしながら改めてそう感じた。
 翻訳をしたいという申し出を快諾いただいた谷口俊文先生,翻訳出版にあたり多くのご助言をいただいたメディカル・サイエンス・インターナショナルの佐々木由紀子さん,豊嶋純子さんに感謝します。

2018年1月
訳者 中河秀憲

2019-05-17

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

p.5 小林リスクスコアの点数について
(誤) 本症例の血液検査では低ナトリウム血症(2点)、CRP高値(2点)、好中球上昇(1点)を認め、RAISE研究におけるリスクスコアは5点となる。
(正) 本症例の血液検査では低ナトリウム血症(2点)、CRP高値(1点)、好中球上昇(2点)を認め、RAISE研究におけるリスクスコアは5点となる
[訳者注:原著ではCRP上昇と好中球上昇に対するリスクスコアの点数が誤っていたため修正した]

2018-04-18

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

p.137 26章 経過観察の項目内 
(誤)〜,入院は電子カルテで確認
(正)〜,入院は電子カルテで確認した。

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