腎臓診療の考具箱 - 臨床に役立つ148本 -

腎臓内科医ふたりの“考具箱”の中,お見せします!
ここでしか読めない話が、よりどりみどり
実践的ですぐに役立つ腎臓と水・電解質の知識148本を厳選し、ふとした疑問、診療のコツに、トリビアも少し織り交ぜて、文献を提示しつつ解説。どこからでも気軽に読めて、知的好奇心を満たしつつ、臨床で役立つTipsやパールを満載。腎臓内科医の頭の中が見えてくる、若手・ベテラン問わず、「もう少し詳しく知りたい」テーマについて楽しみながら学べる書。
¥4,180 税込
著: 今井直彦 聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科講師 塚原知樹 つくばセントラル病院腎臓内科
ISBN
978-4-8157-0171-0
判型/ページ数/図・写真
A5 頁320 図68
刊行年月
2019/09/26
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Part 1 腎生理
Part 2 電解質( ナトリウム・カリウム)
Part 3 酸塩基平衡
Part 4 急性腎障害・輸液
Part 5 慢性腎臓病
Part 6 腎代替療法
Part 7 高血圧

本書は腎臓内科の日常診療を腎生理,電解質,酸塩基平衡,高血圧,急性腎障害,慢性腎臓病,そして腎代替療法の7つに大別し,それぞれにおける腎臓内科医の視点やジレンマなどを可能な限り平易に紹介した書である。腎臓内科領域を勉強する医学生・研修医・専修医が本書を読めば,きっと腎臓内科医になった気になれることだろう。また,普段腎疾患をみる機会がない先生にも是非手にとって頂きたい。腎臓内科医との“会話”がより円滑になるはずである。
 腎臓内科領域で有名なブログ,renal fellow networkは,忙しい臨床の合間に短時間で何か1つについて学んだり,問題意識をもてることを目的として書かれている。本書のスタイルは,このrenal fellow networkを杜襲した。本書を読んだことをきっかけに,腎臓内科領域に興味をもってもらえたのなら,本書の目的は120%達成されている。
 本書は約150 の「考具」を紹介している(残念ながら今回紹介することができなかった「考具」もまだまだ沢山ある)。いわゆる成書とは異なったスタイルで,読みやすく書くことをこころがけた。
 最後に,共著者となってくださった塚原知樹先生に御礼申し上げる。先生の「考具」なくして本書の完成はなかったと確信している。また,筆の遅い私を叱咤激励し,すばらしい編集をしてくださった株式会社メディカル・サイエンス・インターナショナルの水野資子氏に,深く感謝申し上げる。

2019年8月 
今井直彦



「もしハンマーしかもっていなければ,
          どんなものも釘のように扱いたくなるだろう」
             エイブラハム・マズロー(米国心理学者,1908~1970)
 本書を手に取ったあなたが冒頭の引用句をご存知かは分からないが,「1 つの道具だけでは全ての問題に対処することはできない」という経験ならあるだろう。腎臓診療もまた例外ではなく,「eGFR」のような基本的な概念にすら落とし穴があり,「尿蛋白定性」のような基本的な検査すらあてにならないことがある(いずれも本文を参照)。
 しかし,こうした気づきのなかで多様な考え方や知識(「考具」)を蓄積していくことこそが,腎臓診療の本質ともいえる。そして嬉しいことに,その過程は,ハイギョやクマの偉大さから,先人の苦労と功績まで(いずれも本文を参照),「すべてが釘」の世界では到底得られない驚きと感動に満ちている。
 「真珠」のような優美さはないかもしれないが,こうした考具は古くなっても廃れず役立ち(参考文献のなかには,100年以上前に書かれたものもある!),使い込むうち身体の一部のようになじむものだ。本書があなた自身の考具箱を豊かにして,マズローの考える最高欲求である「自己実現」に役立ったなら,著者としてこの上ない喜びである。
 最後になるが,効果的な助言により原稿の質を高めるだけでなく,チームとして本書完成まで鼓舞してくださった共著者の今井直彦先生と株式会社メディカル・サイエンス・インターナショナルの水野資子氏に,深く感謝申し上げる。また,執筆作業はそのほとんどが通勤電車の中で行なわれたので,そのような働き方を許してくれる現在の職場と家族にも感謝したい。

2019年7月 
塚原知樹

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