ジェネラリストが知りたい 膠原病のホントのところ

  • 未刊

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わからないから面白い!議論があるからこそ楽しい!

リウマチ膠原病のみかた・考え方をワクワクしながら学ぼう


ジェネラリストと気鋭の膠原病専門家の熱い対談を通して、診療の本質に迫りつつ、非専門家向けのプラクティスを提示する。症状や検査、コモンな疾患、ステロイドの使い方について、つまづきやすい部分や現場でよくある悩ましいテーマ、議論のあるトピックも収載。対話の合間に臨床知識や手技のポイントをまとめ、知識の整理や振り返りにも役立つ。膠原病領域に苦手意識をもつ初期研修医・内科系専攻医から一般内科医におすすめ。



 

¥3,960 税込
竹之内盛志(一宮西病院総合救急部救急総合診療科)・萩野 昇(帝京大学ちば総合医療センター第三内科学講座(リウマチ))
ISBN
978-4-8157-3035-2
判型/ページ数/図・写真
A5 頁240 図45・表27 2色刷
刊行年月
2021年11月
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第1章 総論
 1-1 膠原病全体の捉え方・整理の仕方
 1-2 膠原病が難しいと感じるワケ
 1-3 診断基準ではなく,分類基準であるワケ
第2章 症状
 2-1 不明熱からのアプローチ
 2-2 関節炎からのアプローチ
 2-3 多臓器からのアプローチ
第3章 検査
 3-1 炎症をみる検査:CRP,赤沈,フェリチン,血小板
 3-2 膠原病疾患に迫る検査:抗核抗体,ANCA
第4章 コモンな疾患
 4-1 痛風・高尿酸血症
 4-2 ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(通称CPPD)
 4-3 変形性関節症(OA)
 4-4 リウマチ性多発筋痛症(PMR)
 4-5 関節リウマチ(RA)
第5章 ステロイドの使い方
 5-1 ステロイド治療の原則
 5-2 具体的な減らし方
 5-3 ステロイドの副作用

はじめに:リウマチ語を会得してもらうために

総合内科医として今まで多くの若手医師の教育に携わってきました。膠原病に関連したことを教えていると,若手医師が「膠原病の考え方=リウマチ語」の基礎を会得していないため,私が伝えたい概念と,彼ら彼女らの理解に距離を感じることがあります。
 その距離を縮めるための膠原病の考え方を,わかりやすく教育することができれば,疾患とは,診断とは,そして治療とは何か,という内科学の根幹をなす概念の理解につながり,内科医の彼らに一段上の景色を見せてあげられると感じています。そこで卒後3年目の内科医をターゲットに,彼らの視点に立って,彼らがつまずくポイントに絞って,熱をもった情報を届けたいと考えました。
 予防医学者の石川善樹先生が,著書『問い続ける力』の中で,人は「では派」と「とは派」に分かれると書いています。では派とは,「ガイドラインでは」「UpToDateでは」「最新の論文では」「◯◯先生の話では」というように,他人の考えやデータを誇らしく語る人。とは派とは,それを踏まえたうえで,「~とは何か」を自分の頭で考え語る人,新たな概念をクリエイトできる人。
 私は「とは派」の人間が大好きです。UpToDateの情報を客観的データと意見とをきっちり読み分け,根拠となる文献を批判的に吟味し,『ハリソン内科学』などの成書で病態生理を押さえ,日々患者から真摯に学ぶ。日々の疑問を“why”から,“how”の形式のクリニカルクエスチョンに置き換えて,疑問を解消するために包括的な学習を継続して行う。これは,まさにAI時代で求められる4C(Critical thinking,Creativity,Collaboration,Communication)のCritical thinking,Creativityそのものです。
 今回,萩野先生と「対談」という形式をとったのは,萩野先生の底なしの知識を引き出し,読者の皆さんに披露するとともに,白黒引けずあいまいなことの多いこの分野における「グレー」の本質や,コントラバーシャルな物事の背景を感じてもらえるのではないか,と思ったからです。
 「膠原病を学ぶのは,外国語を学ぶようなものである」と萩野先生に言われたことがあります。膠原病とは何か,診断とは何か,治療とは何か,リウマチ性多発筋痛症とは何かという基本的な問いに対して,萩野先生という「とは派」の論客との議論を通じて,ワクワク・ドキドキ・ハラハラの連続の中から,新たな言語「リウマチ語」をマスターするヒントを見つけていただきたいと思います。

竹之内 盛志


このたび,竹之内先生との対談形式で,リウマチ膠原病の「門前書(入門書の一歩手前)」をお届けできる機会を得られて嬉しく思います。
 帝京大学ちば総合医療センターのリウマチ科は歴史も浅く,萩野が赴任してからの約10年間が蓄積のすべてです。それでもその間,多くの若手医師と一緒にたくさんの患者さんと向き合ってきました。同センターを卒業した若手医師は,やがて中堅医師として,ある者は基礎免疫の探求へと向かい,ある者は「帝京ちば流リウマチ診療」の妥当性を自ら確かめる旅に出かけ,さながら蒲たんぽぽ公英の綿帽子が飛び散るように,同センターを踏み台として日本各地に散っていきました。
 竹之内先生は日本の中心部・愛知県の一宮西病院で,まさしく地域に求められる形のリウマチ膠原病診療を始めたばかりです。彼や,彼のように日本のあちこちでリウマチ膠原病診療に向き合う先生方へのエールを届けるような気持ちで対談しました。
 本書を踏み台として,リウマチ膠原病診療に入門される若手医師が1人でも増えることを祈念しています。

萩野 昇

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