JUGLERブック 若手指導医1年目の教科書



「臨床」と「研究」でのリーダーシップ・教育力が身につく



全国の総合診療医のレベルアップ・ボトムアップを図るべく活動するグループ「JUGLER」による若手指導医のための入門テキスト。 “リアルワールド”をよく知るエキスパートたちが温かく寄り添いながら、臨床と研究それぞれに関し、リーダーシップの取り方と後輩の育て方を解説。明日から現場で使える実用的な知識やスキルのほか、現実を生き抜くうえでの重要な考え方も身につく。

※本書連動の雑談バラエティー、CareNeTV「THE指導医力“見るラヂオ”by JUGLER」日曜朝配信!



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¥3,740 税込
編集:多胡雅毅(佐賀大学医学部附属病院総合診療部/佐賀大学医学部地域医療支援学講座)・鋪野紀好(千葉大学大学院医学研究院地域医療教育学/千葉大学医学部附属病院総合診療科)ほか
ISBN
978-4-8157-3048-2
判型/ページ数/図・写真
A5 頁276 図29 表31
刊行年月
2022年6月
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Part 1. ベーススキル編
Chap 1. どこでそんなに差がつくの?
-----効果的な自己研鑽の方法
Chap 2. 心を掴むコミュニケーションスキルとは?
-----“respect-based communication”
Chap 3. 医師に求められるリーダーシップの基礎を磨こう
-----チームの士気を高めるテクニック
Chap 4. チームを動かすセカンドペンギンって?
------組織に成長を与えるフォロワーシップ
Chap 5. マルチタスクで頭がいっぱい!さあどう乗り切る?
------効率性を高める優先順位づけ

Part 2. 臨床におけるリーダーシップ・教育力
Chap 6. 研修医・若手医師のモチベーションを引き出すには?
-----前向きにゴール達成へと導くコーチングの要所
Chap 7. セレンディピティを刺激して診療を10倍面白くする技法
-----日常診療への向き合い方を育む
Chap 8. 幅広く診られるように意識づけするためには?
-----ジェネラルマインドの涵養
Chap 9. 愛され指導医になる!
-----目指すべきロールモデルの示し方

Part 3. 研究におけるリーダーシップ・教育力
Chap 10. 「症例報告の意味ってあるんですか」と聞かれたら
-----リサーチマインドの育て方
Chap 11. 「何を研究したらいいかわかりません」と言われたら
-----論理的かつ構造的に捉えるクリティカル・シンキング
Chap 12. 臨床研究体制を構築するためのリーダーシップ
-----リソースマネジメントで研究パフォーマンスを最大化する
Chap 13. 多施設共同研究を実践するためのネットワーキング
-----つながりは研究の連携や創造を生む!

Part 4. アドバンス編
Chap 14. 優れたコンダクターが組織を育てる
-----鳥の目で行う効果的なチームビルディング
Chap 15. バランスのとれた中間管理職が組織のアウトプットを高める
-----診療現場を円滑にするコンフリクト・マネジメント
Chap 16. ステークホルダーを見据えて組織の強みを最大化する!
-----組織の価値を高めるブランディング
Chap 17. 診断や治療での問題を新規フレームで解決する
-----破壊的イノベーションと持続的イノベーション
Chap 18. 医療現場の問題を新規フレームで解決する
-----より多くのアイデアから解決策を導き出すデザイン思考
Chap 19. 組織力で病院総合診療医を育成する!
-----教育リソース不足でも指導体制を構築する秘訣


ミニコラム1. 患者・家族への説明/交渉/教育に欠かせない“EQ”
ミニコラム2. EBM教育の実践に関わる2 Tips
ミニコラム3. 外部資金を獲得したいなら
ミニコラム4. 臨床現場で求められるマネジメント力とは?
ミニコラム5. ノン・アジャイルとノブレス・オブリージュ

ご承知のとおり,現代社会は高齢化と医療の複雑細分化という深刻な問題に直面しています。ここで総合診療が果たす役割は非常に大きく,その中で病院総合診療医に求められる役割は多岐にわたります。私たちは随所でリーダーシップを発揮し,教育的な視点をもって行動する必要があり,働いている環境に関係なく,常に後進医師,メディカルスタッフ,患者,住民の,良き教育者であり良き相談者であり続けるべきでしょう。
 診療のみに特化するのではなく,確かな診療能力に幅広い視点を併せもち,教育と研究をバランス良く実践できる「アカデミックホスピタリスト」を多数育成することが,今後の日本の総合診療医学を発展させるための重要な鍵となります。その実現のためには,病院総合診療医が常に他者に尊敬の念をもち,自ら学び続ける謙虚な姿勢をまず身につける必要があります。
 こうした理想の病院総合診療医像を明確にすることを目的に活動しているのが,我々JUGLER(Japan University General medicine Leadership and Education Roundtable:日本大学総合診療リーダーシップ・教育円卓会議)です。これまでに病院総合診療医のコアモジュールを開発し,日本病院総合診療医学会の病院総合診療専門医制度の中でその具体的な医師像10項目を明示しました。また総合診療領域の関連学会では,総合診療医のキャリアや学術活動,診断推論戦略について多数のセッションを実施してきました。
 本書ではJUGLERのメイントピックである「リーダーシップ」と「教育」をパワーワードに掲げ,理想の病院総合診療医となるために必要なスキルを,執筆陣の豊富かつ具体的な経験を織り交ぜて解説し,読者の明日からの行動を変容させることを目的としています。本書が1人でも多くの病院総合診療医の姿勢と行動を変え,総合診療医学の発展に貢献することを強く願っています。

編者を代表して
多胡 雅毅

2022-06-17

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

266ページの「多胡 雅毅」の紹介文の2行目
(誤)愛会 織田病院で研鑽を積む。
(正)愛会 織田病院で研鑽を積む。

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