INTENSIVIST(インテンシヴィスト) 2018年3号

特集:人工呼吸器
人工呼吸は集中治療の基本です。人工呼吸器の性能の進化により,かつては患者にとって苦でしかなかった“道具”は,患者の呼吸に合わせて患者を補助する“患者の良きサポーター”になりました。しかし,その機能や及ぼす影響などを理解して使用しなければ,患者とグラフィックモニターをしっかり観察しなければ,かつてのような単なる道具の域を超えることはありません。それどころか,性能の進化とともに,患者に及ぼす害も大きくなる可能性があります。われわれ人工呼吸を患者に施行する者は,人工呼吸器と人工呼吸の患者に及ぼす影響に対する深い知識をもつ義務があると思います。本特集では,人工呼吸器やモードが患者に及ぼす影響・効果を考えるときに,常に考慮しなければならない重要な要素として,酸素化,ガス交換以外に「肺傷害を最小限にできるか」「同調性は良いか」「呼吸仕事は適正に保たれているか」「循環への影響」の4つの要素を提案します。




  • 「世界標準の集中治療を誰にでもわかりやすく」をコンセプトに、若手医師の育成や情報交換を目的として発足した「日本集中治療教育研究会」(Japanese Society of Education for Physicians and Trainees in Intensive Care=JSEPTIC)の活動をベースに、年4回発行。

  • 毎号1つのテーマを決め、最新のエビデンスに基づいて、現在わかっていること/わかっていないことを検証、徹底的に解説。施設ごとに異なる診療を見直し、これからの集中治療のスタンダードを提示する。

  • 重症患者の治療にあたる医師として最低限必要な知識を手中に収めるべく、テーマは集中治療にとどまらず、内科、呼吸器、救急、麻酔、循環器にまで及び、ジェネラリストとしてのインテンシヴィストを追求する。

  • 集中治療専門医、それを目指す若手医師をはじめ、専門ナース、臨床工学技士、さらには各科臨床医に対し、集中治療を体系的に語り、議論し、意見交換ができる共通の場(=アゴラ)を提供する。











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特定非営利法人 日本集中治療教育研究会





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『INTENSIVIST Vol.10 No.3 2018』電子版





¥5,060 税込
責任編集: 竹内 宗之 大阪母子医療センター 集中治療科 則末 泰博 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門
ISBN
978-4-89592-991-2
刊行年月
2018/7/31
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前書き:人工呼吸器を患者の良きサポーターとするために

  則末 泰博 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門

  竹内 宗之 大阪母子医療センター 集中治療科




Part 1.人工呼吸器管理で気をつけるべき4つの要素

1.人工呼吸器関連肺傷害:不均一な肺含気分布から病態生理を理解する

  吉田 健史 大阪大学医学部附属病院 集中治療部

【コラム】ARDSにおける最適PEEPの決定法

  岡本 賢太郎 聖マリアンナ医科大学 救急医学

【コラム】最適CO2値

  川口 剛史 聖マリアンナ医科大学 救急医学

  藤谷 茂樹 聖マリアンナ医科大学 救急医学/東京ベイ・浦安市川医療センター

2.患者-人工呼吸器間の非同調

  岡崎 智哉 香川大学医学部附属病院 救命救急センター

  則末 泰博 

3.呼吸仕事の評価

  竹内 宗之   

4.呼吸循環相互作用

  杉木 馨・武居 哲洋 横浜市立みなと赤十字病院 集中治療部




Part 2.総論

1.基本モードの定義

  都築 誠一郎・植西 憲達 藤田保健衛生大学 救急総合内科

【コラム】人工呼吸器管理に必要な人工呼吸器の知識:トラブルを防ぐために

  森實 雅司 済生会横浜市東部病院 臨床工学部

2.人工呼吸器一覧

  宇佐見 直 東京ベイ・浦安市川医療センター 臨床工学室




Part 3.各論

古典的呼吸器モード

1.VC-CMV,PC-CMV:volume control continuous mandatory ventilation,

pressure control continuous mandatory ventilation  

  佐藤 仁信 国立循環器病研究センター病院 麻酔科

  安田 英人 鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科

2.pressure support ventilation(PSV)

  山下 智範 大阪母子医療センター 麻酔科

  内山 昭則 大阪大学医学部附属病院 集中治療部  

3.synchronized intermittent mandatory ventilation(SIMV)

  橘 一也 大阪母子医療センター 麻酔科

  竹内 宗之

古典的ではないが比較的よく使用されてきた呼吸器モード

4.BIPAP/APRV:biphasic positive airway pressure/airway pressure release ventilation

  方山 真朱 自治医科大学医学部 麻酔科学・集中治療医学講座 集中治療医学部門

5.high frequency oscillatory ventilation(HFOV)

  櫻谷 正明 JA広島総合病院 救急・集中治療科

  志馬 伸朗 広島大学大学院 医歯薬保健学研究科 医学講座 救急集中治療医学  

6.pressure regulated volume control(PRVC)

  佐藤 仁信・安田 英人

新しい呼吸器モード

7.proportional assist ventilation(PAV)

  片岡 惇 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門

8.neurally adjusted ventilatory assist(NAVA)

  島谷 竜俊 広島大学大学院 医歯薬保健学研究科 医学講座 救急集中治療医学/信州大学医学部附属病院 小児科

  志馬 伸朗

9.adaptive support ventilation(ASV)

  中島 幹男 杏林大学医学部 救急医学

10.自動ウィーニング

  大野 博司 洛和会音羽病院 ICU/CCU




Part 4.座談会: 難しい呼吸器設定:私ならこうする

  司会 則末 泰博 

  竹内 宗之,安田 英人,片岡 惇

  岩永 航 奈良県総合医療センター 集中治療部



特集:酸素療法

周術期患者の酸素療法

  安田 英人




連載

■Lefor’s Cornor

第29回:Vascular Access and Hemodynamic Monitoring Part X.

Arterial Lines I:Indications and Site Selection

  Sayaka Kato Tokyo-Kita Medical Center

  Alan Kawarai Lefor Department of Surgery, Jichi Medical University

■え?知らないの?間接熱量計

〈シリーズ構成:森實 雅司 済生会横浜市東部病院 臨床工学部〉

  石高 拓也 大和会東大和病院 臨床工学科

■JSEPTIC簡単アンケート
第28回:ECPRの手技・中心静脈カテーテルの挿入方法

  片岡 惇 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門

■第6回JSEPTICリハビリテーション部会セミナー

「多くの職種が関わるICUリハビリテーション」開催記

  鵜澤 吉宏 鉄蕉会亀田総合病院 リハビリテーション室

■集中治療に関する最新厳選20論文

  吉田 英樹 聖マリアンナ医科大学 救急医学

  柳井 真知 神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター

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