ASM臨床微生物学プラチナレファランス

本書は「プラチナ」チームによる 米国微生物学会(ASM)の “Manual of Clinical Microbiology” エッセンスをまとめたポケット版の 翻訳版です。



臨床における微生物(細菌、ウイルス、真菌、寄生虫)を同定・診断するのに役立つポケットサイズの手引。米国微生物学会(ASM)の“Manual of Clinical Microbiology”のエッセンスを凝縮。各種染色法、培地、微生物の分類と定着、微生物ごとの主要な症候、検体の採取と輸送、各種同定法など、最新の検査法も含め、詳細かつコンパクトにまとめる。微生物検査に関わる医師・技師・薬剤師・看護師の必携書。

¥4,950 税込
監修:岡 秀昭 埼玉医科大学総合医療センター総合診療内科・感染症科運営責任者(診療部長)/准教授 監訳:佐々木雅一 東邦大学医療センター大森病院臨床検査部副技師長    小野大輔 埼玉医科大学総合医療センター感染症科・感染制御科
ISBN
978-4-8157-0180-2
判型/ページ数/図・写真
B6変 頁400 図3
刊行年月
2020年1月
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第1章 医学上重要な微生物の分類
本章の概要
細菌の分類
ヒトウイルスの分類
真菌の分類
寄生虫の分類

第2章 ヒトの常在微生物と病原微生物
本章の概要
 表2-1 ヒトの常在細菌叢
ヒトの疾患の原因となる微生物
届け出義務のある感染症の概要(米国,2015年度)
 表2-2 医学的に重要な疾患を媒介する節足動物
 表2-3 真菌とその地理的分布
 表2-4 寄生虫とその地理的分布

第3章 検体の採取と輸送
本章の概要
 表3-1 細菌学的検査:採取と輸送の指針
 表3-2 まれな微生物による感染症の診断に関する検体と輸送の指針
 表3-3 嫌気培養のための検体の取り扱いに関する指針
ウイルス学的検査:一般的な検体の取り扱いに関する指針
ウイルス学的検査:各検体の取り扱いに関する指針
 表3-4 血液培養のための推奨採血量
 表3-5 真菌学的検査:採取と輸送の指針
 表3-6 寄生虫学的検査:検体の取り扱いに関する指針
 表3-7 寄生虫感染症の診断における便検体の取り扱いに関する指針

第4章 細菌検出法
本章の概要
 表4-1 臨床検体からの病原細菌検出法
 表4-2 材料別グラム染色の有用性と推奨培地
 表4-3 培養検査における検体の品質管理
 表4-4 抗酸菌検出のための検体処理
顕微鏡検査
一般細菌用培地
抗酸菌用培地
病原菌の各種検出法
 好気性グラム陽性球菌
 好気性グラム陽性桿菌
 抗酸菌・弱抗酸菌
 好気性グラム陰性球菌
 好気性グラム陰性桿菌
 偏性嫌気性菌
 湾曲およびらせん状菌
 Mycoplasma spp.および偏性細胞内細菌
 表4-5 カタラーゼ陽性グラム陽性球菌の特徴
 表4-6 Staphylococcus spp.の特徴
 表4-7 カタラーゼ陰性グラム陰性球菌の特徴
 表4-8 β溶血レンサ球菌の特徴
 表4-9 viridans streptococciの特徴
 表4-10 Enterococcus spp.の特徴
 表4-11 グラム陽性桿菌の特徴
 表4-12 Corynebacterium spp.の特徴
 表4-13 Corynebacterium 状の細菌の特徴
 表4-14 Bacillus spp.,有芽胞菌の特徴
 表4-15 放線菌の特徴
 表4-16 Nocardia spp.の特徴
 表4-17 遅発育Mycobacterium spp.の特徴
 表4-18 迅速発育Mycobacterium spp.の特徴
 表4-19 Neisseria spp.の特徴
 表4-20 Neisseriaceae 科,Cardiobacteriaceae 科の特徴
 表4-21 Aggregatibacter spp.,Actinobacillus spp.,Pasteurella spp.の特徴
 表4-22 Capnocytophaga spp.,Dysgonomonas spp.,Streptobacillus spp.の特徴
 表4-23 Haemophilus spp.の特徴
 表4-24 腸内細菌目細菌の特徴
 表4-25 Citrobacter spp.の特徴
 表4-26 Klebsiella aerogenes ,Enterobacter spp.,Pluralibacter spp.,Cronobacter spp.,Kosakonia spp.,Pantoea spp.の特徴
 表4-27 Klebsiella spp.,Raoultella spp.の特徴─195
 表4-28 Proteus spp.,Providencia spp.,Morganella spp.の特徴
 表4-29 25°C 48時間培養によるYersinia spp.の特徴
 表4-30 Aeromonas spp.の特徴
 表4-31 Vibrio spp.の特徴
 表4-32 Pseudomonas spp.の特徴
 表4-33 Acidovorax spp.,Brevundimonas spp.,Delftia spp.,Comamonas spp.,Stenotrophomonas spp.の特徴
 表4-34 Bordetella spp.の特徴
 表4-35 オキシダーゼ陰性糖酸化型グラム陰性桿菌の特徴
 表4-36 オキシダーゼ陽性グルコース非発酵グラム陰性桿菌の特徴
 表4-37 オキシダーゼ陽性糖非酸化型グラム陰性桿菌の特徴
 表4-38 Campylobacter spp.,Arcobacter spp.,Helicobacter spp.の特徴
 表4-39 無芽胞嫌気性グラム陽性桿菌の特徴
 表4-40 Clostridium spp.の特徴
 表4-41 偏性嫌気性グラム陰性菌の特徴
 表4-42 Bacteroides fragilisグループの特徴

第5章 ウイルス検出法
本章の概要
 表5-1 ウイルス検出法
 表5-2 ウイルス分離に用いられる細胞株
 RNAウイルス
 DNAウイルス
 表5-3 異なる条件下でのEpstein-Barrウイルスの血清学的特性
 表5-4 感染と回復期の異なる病期におけるB型肝炎ウイルスマーカー
 表5-5 ヒトパルボウイルスB19による疾患と診断法
 伝染性海綿状脳症

第6章 真菌検出法
検体採取と輸送の指針
 表6-1 各真菌の同定法
顕微鏡検査
 表6-2 臨床検体から観察される真菌の形態的特徴
平板培地
 表6-3 真菌培養の推奨法
各種検出法
 Aspergillus spp.
 Blastomyces dermatitidis
 Candida spp.
 Coccidioides spp.
 Cryptococcus neoformans
 Histoplasma capsulatum
 Malassezia spp.
 Paracoccidioides brasiliensis
 Talaromyces(Penicillium )marneffei
 Pneumocystis jirovecii
 Sporothrix schenckii
 接合菌
侵襲性真菌感染症のバイオマーカー
 表6-4 臨床検体から頻繁に分離される酵母の培養と生物化学的特徴
 表6-5 代表的なTrichosporon spp.の特徴
 表6-6 Aspergillus spp.の特徴
 表6-7 無色または明色の日和見真菌
 表6-8 接合菌
 表6-9 二形性糸状菌
 表6-10 代表的なTrichophyton spp.の特徴
 表6-11 鼠径表皮菌(Epidermophyton floccosum )と一般的なMicrosporum spp.
 表6-12 黒色真菌の大分生子またはその他の構造
 表6-13 黒色真菌の小分生子
 表6-14 Cladosporium spp.とCladophialophora spp.の分化
 表6-15 Scedosporium spp.,Dactylaria spp.

第7章 寄生虫検出法
本章の概要
 表7-1 寄生虫検出法
顕微鏡検査
具体的な検出法
 自由生活性アメーバ
 腸および泌尿生殖器内の原虫
 血液および組織内の原虫
 微胞子虫(ミクロスポリジア)
 蠕虫:線虫
 蠕虫:吸虫
 蠕虫:条虫
 表7-2 一般的な腸内アメーバの栄養体
 表7-3 一般的な腸内アメーバの嚢子
 図7-1 ヒト腸内のアメーバ
 表7-4 鞭毛虫の栄養体
 表7-5 鞭毛虫の嚢子
 図7-2 ヒト腸内および泌尿生殖器内の鞭毛虫
 表7-6 絨毛虫,球虫(コクシジウム),微胞子虫(ミクロスポリジア),組織原虫の形態的特徴
 表7-7 血液内にみられる原虫の形態的特徴
 表7-8 血液および組織内にみられる線虫の形態的特徴
 表7-9 蠕虫の形態的特徴
 図7-3 蠕虫卵の相対的サイズ

第8章 ワクチン,薬剤感受性試験,微生物同定法
本章の概要
 表8-1 小児のワクチン接種スケジュールの推奨
 表8-2 成人のワクチン接種スケジュールの推奨
 表8-3 ヒトから得られた検体における抗微生物薬に関するCLSI文書
 表8-4 CLSIによる細菌,抗酸菌,真菌の抗菌薬感受性試験
 表8-5 抗菌薬の投与経路と薬剤系統
 表8-6 抗真菌薬の投与経路と薬剤系統
 表8-7 抗寄生虫薬の投与経路と適応
 表8-8 特定細菌用の抗菌薬
 表8-9 グラム陰性菌の薬剤内因性耐性
 表8-10 グラム陽性菌の薬剤内因性耐性
 表8-11 細菌の重要な多剤耐性機序
 表8-12 CLSIとEUCASTのブレイクポイント表に記載されている微生物
 表8-13 主要な微生物における薬剤感受性試験結果の解釈基準
 表8-14 MALDI-TOF MSによる細菌,抗酸菌,真菌の同定
 表8-15 微生物同定における遺伝子配列のターゲット部位

索引

監修者序文

日本の臨床医にはもっと微生物の知識があるとよいのではないか,と感じる。
 それは,臨床に必要な微生物の知識がわかりやすくまとめられ,多くの医療関係者に手に取ってもらえるような身近なテキストがないからではないか…。そう思っていた。
 微生物学の教科書は,あまりに基礎医学的な内容であり,今日明日の臨床に直結することが少ない。感染症の教科書やテキストにおいても,抗菌薬や臓器別診断治療法に重点が置かれ,臨床に直結する微生物学の記載が比較的少ないのではないだろうか。
 このたび,『ASM臨床微生物学プラチナレファランス』を出版することができた。本書は“Pocket Guide to Clinical Microbiology, Fourth Edition”の訳本であるが,原書を見たときに,このような臨床微生物学のポケットガイドを多くの医療者の手に取ってもらえれば,日本の感染症診療のさらなる進歩に貢献できるのではないかと直感したのである。
 本書の監訳者は,微生物研究者の視点,微生物検査の視点,そして臨床感染症医のバランスの良い視点を兼ね備えることが望ましい。私は監訳者に小野大輔先生と佐々木雅一先生をすぐに思いつき,お願いしたところ,お二人とも大役を快諾くださった。
 小野大輔先生は,私の元で臨床感染症診療をともに経験し,修練した一番弟子である。彼は途中,微生物研究で有名な東邦大学微生物・感染症学講座の大学院に通い,舘田一博教授,石井良和教授のご指導のもと学位を取得された。今後,海外留学を控えており,将来が楽しみな逸材である。
 佐々木雅一先生は,尊敬する微生物検査技師であり,私の感染症診療に多大な影響を与えてくれた。写真が趣味の一つである彼の微生物写真の美しさに心を奪われ,『微生物プラチナアトラス』を本書の姉妹書として一緒に作った。
 このような大変に有能な2人のもとに訳者が集い,本書は完成された。
 私も本書を日常診療で思う存分活用したい。

トラベルクリニックの診療前に,川越の駅前のカフェでグアテマラを飲みながら

岡 秀昭
埼玉医科大学総合医療センター 総合診療内科・感染症科
運営責任者(診療部長)/准教授


*****


監訳者序文

“Pocket Guide to Clinical Microbiology”を初めて手に取ったとき,「これはミニ“Manual of Clinical Microbiology”ではないか!」と感じた。“Manual of Clinical Microbiology”の素晴らしさは改めて説明するまでもないが,重厚な外装で,仕事をしながら調べるには書籍サイズが大きいと思っていたところの,このポケットガイドである。実験机の引き出しに忍ばせて,必要なときにサッと取り出せる。そして,必要な情報がしっかりと書かれている。
 今回はFourth Editionの翻訳であるが,実は以前,Second Editionが坂崎利一先生をはじめとする高名な臨床検査技師の先生方により翻訳され世に出ており,大変素晴らしいものであった。しかし,MALDI-TOF MSの登場や遺伝子診断の進歩,治療薬の登場など,当時とは技術的・医療的な背景が異なることから,新版の翻訳が必要と考え,諸先輩に敬意を払いながらFourth Editionの翻訳作業に参加させていただいた。
 本書は『感染症プラチナマニュアル』で日本の感染症診療をリードする埼玉医科大学総合医療センターの岡 秀昭先生が監修をしてくださり,同センターの小野大輔先生と監訳作業をご一緒させていただいた。岡先生,小野先生とは関東労災病院でともに働き,指導を受けた,私にとっては感染症検査の原点ともいうべき間柄の先生方であり,本書で再び一緒に仕事ができたことに大きな喜びを感じている。また,各章を翻訳していただいた医師・臨床検査技師の先生方は,これからの日本の感染症診療を支える新進気鋭の方々であり,惜しみない協力に感謝を表したい。

佐々木雅一
東邦大学医療センター大森病院 臨床検査部 副技師長


*****


監訳者序文

臨床感染症学においては,患者背景を理解したうえで,感染臓器,原因微生物,抗微生物薬のトライアングルを考えることが重要である。臓器別診断や抗微生物治療についての書籍と比べると,微生物検査についての書籍は相対的にその数が少ない印象がある。特に,微生物検査室や臨床の現場で役立つことを主眼とした書籍となると,さらにその数は少なくなるだろう。
 では,現場を意識した微生物学検査の書籍とはどのようなものだろうか。それは,記載内容がアップデートされており詳細であることに留まらず,簡潔で検索性に優れ,理解を助けてくれる図表やイラストが多く記載されている書籍だろう。まさにそれらの特長を有しているのが原著“Pocket Guide to Clinical Microbiology”であり,本書『ASM臨床微生物学プラチナレファランス』は,その最新版である原書第4版の訳本である。
 このたび,初期研修修了後から師事している岡 秀昭先生より,本書の監訳という大役を拝することとなった。このような良書の監訳に携われることは大変な誉であり,臨床検査技師や感染症医として第一線で活躍されている翻訳担当の先生方による原稿を,楽しみながら拝読した。
 本書の監訳に携われたことは,ただ一重にこれまで御指導いただいたすべての方々のお蔭であると考えている。本書の監修者でもある岡先生と,佐々木雅一先生,三村一行先生からは,臨床感染症のいろはを一から教わった。東邦大学微生物・感染症学講座の舘田一博先生,石井良和先生をはじめとする諸先生方からは,微生物学・感染症学の研究の楽しさを教えていただいた。有志による臨床微生物検査の勉強会では,多くの優秀な臨床検査技師の方々から,よい学びと刺激をいただいた。編集部の佐藤宏之さん,佐々木由紀子さんには,私の遅筆にお付き合いいただきながら,終始に渡ってお力添えいただいた。
 最後に,いつも自分を励まし,支えてくれている妻と二人の息子に感謝したい。
本書が,臨床感染症に関わる多くの人の一助となれば幸いである。

小野大輔
埼玉医科大学総合医療センター 感染症科・感染制御科


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原著序文

“Pocket Guide to Clinical Microbiology”は,その主な目的が,利用できる情報を簡潔に,アクセスしやすく提示するという点で,参照テキストのなかでもユニークといえる。現在第4版となったが,臨床微生物学者が必要とする情報のほとんどがポケットサイズにうまく凝縮されているため,長年にわたって人気を保っている。Patrick Murray博士が第3版の序文で述べたように,本書のフォーマットは,使いやすさを向上させるため,改版のたびに改良されてきた。第4版の全体的なフォーマットは旧版を踏襲しているが,過去10年間に臨床微生物学の世界で起こった驚異的な進歩を反映している。特に,以下に挙げる3つの重要な進歩により臨床微生物学の実践方法が再構築されたことにあわせて,今版の記載も刷新した。
 第一に,生物同定のためのマトリックス支援レーザー脱離イオン化法飛行時間型質量分析計(MALDI-TOF MS)の普及により,多くの検査室で臨床微生物学の実践方法が変わったことが挙げられる。MALDI-TOF MSを使用している人は微生物を識別するための生化学反応をあまり重要視していないが,MALDI-TOF MSによる識別を誤った場合や,曖昧な結果となった場合のトラブルシューティングに際しては,生化学反応を理解しておくことが必要となる。そのため本書では,文章は新たにしたが,生物を「旧来の」方法で識別するために必要な生化学反応の多くを引き続き掲載している。生化学反応を理解したうえで微生物の同定を行うことは,臨床微生物学の重要な基礎の1つであると著者は確信している。本書では,臨床検査室で遭遇する微生物の多くを自信をもって特定するために微生物学者が必要とするすべての情報へのクイックレファランスを提供する。第8章には,MALDI-TOF MSによる個々の細菌,抗酸菌,真菌の識別の詳細についても追加した。
 第二に,分子技術の開発が感染症の診断に革命をもたらしたことが挙げられる。最も注目すべきは,ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)とも呼ばれる核酸増幅法(NAAT)が臨床ウイルス学の実践方法を劇的に変化させ,多くの検査室がウイルス培養を実施しなくなったことである。ウイルス培養に関する情報は,まだこれらの手法を用いている検査室向けに引き続き掲載されているが,分子診断についての記載を第4版全体で大幅に追加した。遺伝子配列決定法は,細菌や真菌の識別に一般的に使用されるため,第8章にはこの結果の解釈に役立つ新しい情報が含まれている。
 第三に,抗菌薬耐性の継続的な出現により,治療困難な微生物に対する治療オプションの選択が,臨床微生物学者にとって大きな課題となっていることが挙げられる。この現状への対応として,多剤耐性の時代の抗菌薬感受性試験を微生物学者がよりよく実行および解釈できるように,第4版で大幅な変更が加えられた。国際的に認められている機関である米国臨床・検査標準委員会(CLSI)と欧州抗菌薬感受性試験委員会(EUCAST)の両方が提供する指針についての表も追加した。この表により,微生物/抗菌薬の組み合わせの多くについて,どの方法が使用でき,どのような解釈基準が存在するかを,容易に理解できるようになる。また,一般的に遭遇する微生物における重要な固有の耐性と,耐性の主要なメカニズムを示す表も掲載した。
 Isaac Newtonはかつて,「私が他の人よりも遠くを見渡せたのだとしたら,それは巨人の肩の上に乗っていたからである」と語った。私は他の誰よりも「見渡せた」とは思っていないが,臨床微生物学の真の巨人の一人であるPatrick Murray博士によって考案,執筆されたテキストを改訂する仕事に携わることができたので,何よりもまず,本書を信頼されるリソースとして確立してくれた彼の仕事に感謝する。第4版がこの伝統を継承できればと願っている。また,ASM Pressの有能で忍耐強いプロフェッショナルたちにも感謝する。Christine Charlip,Larry Klein,その他ASMの数多くの協力者に,特別に感謝したい。そして最後に,本書刊行のための多くの深夜や週末におよぶ仕事に理解を示し,助けてくれた,妻のKelliに感謝する。彼女のサポートがなければ,このプロジェクトを終えることはできなかっただろう。
 臨床微生物学の実践は非常に専門的であり,質の高い結果を生み出すには判断,調査,および重要項目での意思決定が必要となる。本書が,これらすべての実行力を高め,最終的には可能な限りベストな患者ケアを提供するための,ユーザーフレンドリーなレファランスになることを願っている。

Christopher D. Doern

2020-02-14

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

172ページの表4-7のタイトル
(誤)表4-7 カタラーゼ陰性グラム性球菌の特徴
(正)表4-7 カタラーゼ陰性グラム性球菌の特徴

172ページの表4-7の「Abiotrophia spp.」の形態
(誤)ブドウ
(正)レンサ

186ページの表4-19の1行目の項目
(誤)集落形態
(正)形態

186ページの表4-19の「N. elongata」の形態
(誤)
(正)

262ページの表6-4の「Cryptococcus neoformans」
「ウレアーゼ」:(誤) → (正)
「硝酸カリウム利用」:(誤) → (正)
「フェノールオキシダーゼ」:(誤) → (正)

262ページの表6-4の「C. albidus」
「硝酸カリウム利用」:(誤) → (正)
「フェノールオキシダーゼ」:(誤) → (正)

262ページの表6-4の「C. uniguttulatus」
「硝酸カリウム利用」:(誤) → (正)

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