心臓カテーテルハンドブック 第3版

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心臓カテーテル法による検査と治療、患者管理に関する基本的な入門書として高い評価を得た実践的手引、8年ぶりの改訂。オールカラーになり、さらに見やすく読みやすくなった。最新の知見に基づき、全面的に情報をアップデートするとともに、新たに末梢血管の造影法とインターベンションの章を追加。医師のみならず看護師も含め、心臓カテーテル室の新人に最適であり、ベテランにとっても知識の確認・整理に好適。
¥8,800 税込
原著タイトル
The Cardiac Catheterization Handbook, 5th Edition
監訳:高橋利之 JR東京総合病院循環器内科 部長
ISBN
978-4-89592-719-2
判型/ページ数/図・写真
A5変 頁528 図267 4色
刊行年月
2012/6/1
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1 カテーテル室入門
2 動静脈挿入
3 血行動態データおよび基本的心電図
4 血管造影所見
5 末梢動脈疾患と末梢動脈造影
6 電気生理学ラボと電気生理学的手法
7 特殊な手技
8 高リスク心臓カテーテル法
9 臨床研究的手技
10 冠動脈および構造的心疾患の経皮的インターベンション手技
11 心臓カテーテル室におけるリスク管理,患者の安全,および文書作成の戦略 

第3版監訳者序文

心臓カテーテル法は、循環器疾患、特に冠動脈疾患の診断と治療において必須の手技となっている。しかしその複雑さと侵襲的な性格から、心臓カテーテル法は初心者には敷居の高い手技の一つである。他方ベテランにとっても、心臓カテーテル技術の急速な進歩に常にキャッチアップしてゆくのは容易なことではない。これらの理由によって、心臓カテーテル法に関する包括的かつ最新の情報を提供してくれるコンパクトな書物が常に望まれている。Morton J. Kern教授によるこの「心臓カテーテルハンドブック」は、そのような意味で理想的な教科書の一つであり、幸いなことに本訳書の旧版は好評のうちに広く受け入れられてきた。したがって、ここに最新版である原書第5版の訳を上梓する運びとなったことは大変喜ばしいことである。原書、訳書とも前の版から8年ぶりの改訂となる。
本版が旧版と異なるポイントは以下の通りである。まず書物の体裁としては、図版がカラーとなり見やすくなった。中でも、電気生理学的マッピングの図(第6章)と種々の冠動脈イメージングの図(第9章)においてカラー化の威力が発揮されている。内容的には、第一に、血管挿入法として橈骨動脈アプローチの重要性が強調されている(第2章)。この手技を説明する図においてもカラー画像の有用性が理解できる。第二に、末梢血管の造影法とインターベンションの章(第5章)が新たに追加された。この追加は、心血管インターベンションの対象が冠動脈から下肢動脈、頸動脈、腎動脈に拡大されつつある現状から時宜にかなったか改訂であると思われる。第三に、電気生理学的検査法と治療法についての最新の知見が提示されている。おそらく本書を手にとる人々の多くは電気生理学の専門家ではないと思われるため、必要にして十分な情報を提供してくれている。
以上のような更新箇所に対して、旧版で定評があった内容である、血行動態測定法や血管造影法についての記述に大きな変化はないが、デジタル方式によるデータ収集や記録についての記載が追加され、また、適宜、図が入れ替えられている。他方、コメディカルの役割やリスク管理についての記載は、旧版においても充実していたが、米国の現状に合わせて更新されており、新たに“タイムアウト”の項目が追加されているのが興味深い。
本書は、心臓カテーテル室の新人にとって、貴重な手引書となっている。特にわが国でも、コメディカルスタッフが今まで以上に心臓カテーテル手技にかかわりつつあるが、手技を彼らの立場から見た記述が多い本書は貴重であると思われる。もちろん医師にとっても、心臓カテーテル法を原理面から学べる本書は依然として有用である。この点に関しては、“新人が心臓カテーテル室へスムーズに参入する助けとなりたい”、というKern教授の思いが伝わってくる。
本書は、心臓カテーテル法に従事する中堅やベテランにとっても、最新の知識をコンパクトに得るのに、また自らの知識を再確認するに良い教材である。米国における心臓カテーテルに関する技術やリスク管理の現状を知ることは、医療技術のグローバル化が避けられない現状では大切なことである。事実、前の版が出た当時には余り現実的な問題ではないと思われた造影剤使用時のメトフォルミン投与の中断は、現在ではわが国においても無視できない臨床的注意事項となっている。また、本書で強調されているインフォームドコンセントや文書管理の重要性は、わが国においても益々大きくなりつつあるのが現状である。
 なお心血管系インターベンション手技についての記載は、Kern教授がインターベンションのハンドブックも出しているためこの版においても簡潔であるが、最近の趨勢をコンパクトに知るには有用である。これから心血管系インターベンションをはじめようと考える術者にとって、技術習得に先駆けて基本的知識を得るという意味で、まず本書を読むことは有意義であると考える。
本訳書が心臓カテーテル法に従事する、ないしは、これから従事しようとするすべての方々、さらには循環器疾患の診療に従事するすべての方々にとって有益であることを祈念する。また最後に、多忙な日常業務の合間に翻訳に協力してくれた諸氏と、本訳書の実現のために多大なご尽力をいただいたメディカル・サイエンス・インターナショナル社の横川浩司氏と畠山 彰氏に感謝の意を表したい。

高橋 利之

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