重症新型インフルエンザ診断と治療の手引 - 鳥インフルエンザウイルスはヒトに感染する -

……そのとき、慌てるのでは遅すぎる!

鳥インフルエンザの治療に関する世界初のマニュアル。厚労省「高病原性鳥インフルエンザの診断・治療に関する国際連携研究班」が執筆。症例、病理、診断検査、治療、重症化因子について詳説。診断と治療法の一覧マニュアルも作成、WEBにも掲載(無料)。2013年春施行予定の「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の対応にも役立つ一冊。

強毒性鳥インフルエンザが流行したときに役立つように、 診断・治療の手順を本書から抜粋し、ダウンロードできるようにしました。 本書は、H5N1鳥インフルエンザの研究データをもとに作成されていますが、 H7N9鳥インフルエンザにも応用できます。
詳しい解説は本書を参考にしてください。


CHAPTER 2 診断・治療マニュアル 特設ページ


¥5,060 税込
著:高病原性鳥インフルエンザの診断・治療に関する国際連携研究班 監修:河内正治 研究代表者,国立国際医療研究センター 手術部長
ISBN
978-4-89592-733-8
判型/ページ数/図・写真
B5 頁174 図44 写真53
刊行年月
2013/3/1
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はじめに─── iii
第0章 インフルエンザの基礎知識
0.1 イントロダクション
0.2 インフルエンザの歴史
0.2.1 H1 亜型ウイルスのヒト-ヒト感染
0.2.2 H2 亜型ウイルスのヒト-ヒト感染
0.2.3 H3 亜型ウイルスのヒト-ヒト感染
0.2.4 H5 亜型の鳥からヒトへ感染
0.2.5 豚からヒトへ感染したインフルエンザウイルス感染症
0.3 インフルエンザウイルスの基礎
0.3.1 インフルエンザウイルスの構造
BOX インフルエンザウイルスの構成成分とその機能
0.3.2 インフルエンザウイルス感染・増殖のメカニズム
0.3.3 受容体シアル酸と感染種の指向性
0.4 A 型インフルエンザウイルスの変異
0.4.1 遺伝子変異
0.4.2 遺伝子再集合
0.4.3 ブタはヒト型と鳥型のウイルス受容体を持つ
0.5 予後不良因子
0.5.1 インフルエンザ感染症での予後不良因子
BOX H5N1 ウイルスゲノムの進化(影山 努)
0.5.2 インフルエンザウイルス感染症の重症度にかかわるバイオマーカー
0.6 インフルエンザの予防
第1章 症例 河内正治
1.1 H5N1 鳥インフルエンザウイルスのヒト感染症
1.1.1 肺胞上皮に侵入するH5N1 ウイルス
BOX ARDS のBerlin Definition(ベルリン定義)
1.1.2 重症化因子にかかわるNS1 遺伝子
1.1.3 感染にかかわる宿主側の因子
1.1.4 若年層に発症が多い
1.2 ハノイ国立小児病院の3 症例紹介
1.2.1 症例No.1 12 歳女性
1.2.2 症例No.11 4 歳男性
1.2.3 症例No.13 11 歳男性
1.3 劇症型のH5N1-ARDS
1.3.1 H5N1-ARDS の臨床像と診断・検査
BOX 多臓器不全(MOF:multiple organ failure)
BOX VILI:ventilator induced lung injury
1.3.2 治療
1.3.3 予後
第2章 診断・治療マニュアル
2.1 マニュアルの見方
2.2 インフルエンザの経過
2.3 インフルエンザの診断・治療の手順
閉じ込み 診断・治療マニュアルマニュアル
第3章 病理
3.1 H5N1 高病原性鳥インフルエンザウイルスのヒト感染症の病理
3.1.1 ベトナムのH5N1 感染症の剖検例
BOX 肺の病理組織標本の解析法
3.1.2 論文で報告されている剖検例
3.2 A(H1N1)pdm09 感染症の病理
3.2.1 日本におけるA(H1N1)pdm09 感染症の剖検20 例の解析
BOX 病理学的解析結果の解釈の留意点
3.3 季節性インフルエンザウイルス感染症の原理
3.4 まとめ
第4章 診断と検査
4.1 H5N1 インフルエンザウイルス検出法
4.1.1 検体採取について
4.1.2 イムノクロマトグラフィー(IC)によるH5N1ウイルスの迅速検査
BOX 通常のA/B 迅速診断キットの原理と感度
4.1.3 PCR法を用いたウイルス遺伝子の検出
4.1.4 LAMP 法を用いたウイルス遺伝子の検出
4.1.5 血清診断法(岡本竜哉)
4.2 ALI/ARDS およびH5N1 による重症ARDS の臨床所見
4.2.1 概念
4.2.2 基礎疾患
4.2.3 臨床的徴候
4.3 ARDS の呼吸機能検査
4.4 ARDS の画像所見
4.4.1 胸部X 線写真
4.4.2 胸部CT
4.5 ARDS の血液検査所見およびH5N1-ARDS
4.6 ARDS のバイオマーカー
4.6.1 バイオマーカーとは
4.6.2 サイトカイン(ベトナムでの症例を用いた研究)
4.6.3 KL-6
4.6.4 酸化ストレス
第5章 治療
5.1 H5N1 高病原性鳥インフルエンザの治療
5.2 薬物療法
5.2.1 抗ウイルス薬
5.2.2 抗菌薬(マクロライド系)
5.2.3 グルココルチコイド(GC)療法
5.2.4 好中球エステラーゼ阻害薬
5.2.5 ガンマグロブリン大量静注(IVIG)療法
5.2.6 その他
5.3 呼吸器管理法
5.3.1 適応基準
5.3.2 換気モード
5.3.3 離脱基準
5.3.4 人工呼吸中の鎮静・鎮痛
5.3.5 呼吸理学療法
5.4 ECMO 療法
5.5 その他
5.5.1 VILI とVALI
5.4.2 VAP(人工呼吸器関連肺炎)
第6章 インフルエンザワクチン
6.1 イントロダクション
6.2 インフルエンザワクチンの種類
6.2.1 インフルエンザHA ワクチン(季節性インフルエンザワクチン)の導入の歴史
6.2.2 現行の不活化スプリットワクチンの効果と安全性
6.2.3 不活化スプリットワクチンの問題点
6.3 季節性インフルエンザワクチン株の決定方法
6.4 インフルエンザワクチンの製造
6.5 プレパンデミックワクチンの重要性
6.5.1 プレパンデミックワクチンの評価
BOX アジュバントについて
6.6 インフルエンザワクチンの問題点と今後
6.6.1 発育鶏卵を用いた現行のインフルエンザワクチンの問題点
6.6.2 細胞培養ワクチンについて
第7章 インフルエンザの重症化因子
7.1 はじめに
7.2 重症化につながる合併症
7.2.1 肺炎について
7.2.2 季節性インフルエンザのときの肺炎
7.2.3 インフルエンザ急性脳症
7.2.4 心合併症
7.2.5 急性筋炎
7.3 重症化につながる宿主側の要因
7.3.1 重症化につながるウイルスの侵入や増殖に関する一般的な宿主因子
7.3.2 インフルエンザ脳症を重症化すると考えられる宿主因子
BOX RANBP2 変異によるインフルエンザ急性壊死性脳症症例
7.3.3 劇症型ARDS にかかわる遺伝的要因
7.4 重症化につながるウイルス側の要因
7.4.1 HA タンパク質
7.4.2 NS1 タンパク質
7.4.3 PB2 タンパク質
7.4.4 PB1-F2 タンパク質
第8章 インフルエンザの数理モデル
8.1 インフルエンザの流行伝播モデル
8.1.1 SIR モデルと個人ベースモデル
8.1.2 仮想中央線モデル
8.1.3 A(H1N1)pdm09 の流行伝播シュミレーション
8.2 インフルエンザの体内感染モデル
8.2.1 ウイルス動力学システムと免疫応答システム
8.2.2 インフルエンザH5N1 と白血球減少
第9章 劇症型ARDS の動物モデル
9.1 インフルエンザウイルス感染モデルに用いられる動物
9.1.1 インフルエンザウイルスの動物感染モデル
9.1.2 マウスモデル
9.1.3 フェレットモデル
9.1.4 その他の動物
9.2 インフルエンザウイルスの感染モデル
9.2.1 マウス
BOX 治療戦略に向けた,劇症型ARDS の重要化因子の解析例
9.2.2 フェレット
9.3 リボ多糖モデル
9.3.1 従来のARDS モデル─ LPS 投与で作製
9.3.2 NKT 細胞活性化による致死性敗血症モデルの作製
9.3.3 劇症型ARDS モデルの作製に成功
9.3.4 劇症型ARDS モデルを用いて治療法の開発が進行中
9.4 VILI モデル

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