ICUブック 第5版

これがスタンダード

思考するICU診療 約10年ぶりに大改訂


集中治療医学テキストのベストセラーにしてロングセラー、約10年ぶりに大改訂。重症患者管理の基本と実践を、著者Dr. Marinoの豊富な臨床経験とエビデンスに基づき明快かつ簡潔に解説。新たな知見を反映すべく、「輸液管理」、「臨床的ショックへのアプローチ」、「非侵襲的換気」などの章を加え、構成を16のセッションと53章の章立てへと変更、各章の末尾には最新の参考文献と臨床ガイドラインを追加。集中治療医のみならず、臨床医全般に。



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¥11,000 税込
原著タイトル
MARINO’s The ICU Book, fifth edition
監訳:稲田英一(地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立東部地域病院 病院長,順天堂大学 名誉教 授)
ISBN
978-4-8157-3146-5
判型/ページ数/図・写真
B5 頁912 図238 2色/4色
刊行年月
2026年3月
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SECTION I 血管アクセス
Chapter 1 血管アクセス入門
Chapter 2 中心静脈アクセス
Chapter 3 血管留置カテーテル

SECTION Ⅱ 一般的な処置
Chapter 4 感染防御策
Chapter 5 静脈血栓予防法
Chapter 6 ICUにおける鎮痛と鎮静

SECTION Ⅲ 生理学的モニタリング
Chapter 7 オキシメトリとカプノグラフィ
Chapter 8 肺動脈カテーテル
Chapter 9 全身酸素化

SECTION Ⅳ 輸液療法
Chapter 10 輸液製剤
Chapter 11 輸液管理

SECTION V 血液成分
Chapter 12 貧血と赤血球輸血
Chapter 13 血小板と血漿

SECTION Ⅵ ショック症候群
Chapter 14 臨床的ショックへのアプローチ
Chapter 15 出血性ショック
Chapter 16 心原性ショック
Chapter 17 炎症性ショック症候群

SECTION Ⅶ 心疾患
Chapter 18 急性心不全
Chapter 19 頻脈性不整脈
Chapter 20 急性冠症候群
Chapter 21 心停止

SECTION Ⅷ 呼吸器障害
Chapter 22 急性肺塞栓症
Chapter 23 ICUにおける喘息と慢性閉塞性肺疾患
Chapter 24 急性呼吸促迫症候群

SECTION Ⅸ 呼吸管理
Chapter 25 酸素吸入
Chapter 26 非侵襲的換気
Chapter 27 標準的な人工呼吸
Chapter 28 人工呼吸器依存患者
Chapter 29 人工呼吸器関連肺炎
Chapter 30 人工呼吸からの離脱

SECTION X 酸塩基平衡障害
Chapter 31 酸塩基平衡の分析
Chapter 32 乳酸アシドーシスとケトアシドーシス
Chapter 33 代謝性アルカローシス

SECTION Ⅺ 腎臓・電解質障害
Chapter 34 急性腎障害
Chapter 35 ナトリウム
Chapter 36 カリウム
Chapter 37 マグネシウム
Chapter 38 カルシウムとリン

SECTION Ⅻ 腹部と骨盤
Chapter 39 肝不全
Chapter 40 急性膵炎
Chapter 41 ICUにおける腹部感染症
Chapter 42 ICUにおける尿路感染症

SECTION XIII 体温変化
Chapter 43 体温調節障害
Chapter 44 ICUにおける発熱

SECTION XIV 神経系障害
Chapter 45 意識障害
Chapter 46 運動障害
Chapter 47 急性脳卒中

SECTION XV 栄養と代謝
Chapter 48 栄養所要量
Chapter 49 経腸栄養
Chapter 50 経静脈栄養
Chapter 51 副腎と甲状腺の機能障害

SECTION XVI 過剰摂取と毒物
Chapter 52 医薬品の過剰摂取
Chapter 53 医薬品以外の毒物

付録1 単位とその変換
付録2 主な基準値
付録3 驚異の身体

第5版への序文

『ICUブック 第5版』は,重篤な成人患者のケアにおける基礎的な参考書として33年目を迎える。本版も,どの分野に特化したICUであるかに関わらず,あらゆるICUで活用できる基礎概念と実践に焦点を当てた教科書を編纂するという当初の意図を継承している。簡潔さや理解しやすさは常に最優先され,過去の版でも好評を博してきた特徴である。
 第5版では,各章の末尾に最新の参考文献と臨床ガイドラインが追加され,再編成のうえ完全に新しく改稿された。全53章(第4版より2章減少)で構成され,新たに「輸液管理」(Chapter 11),「臨床的ショックへのアプローチ」(Chapter 14),「心原性ショック」(Chapter 16),「急性肺塞栓症」(Chapter 22),「非侵襲的換気」(Chapter 26)が追加された(第4版では別々だった複数章を統合することで,総ページ数を増やさずに新規章を追加することができた)。本文には238点のオリジナル図版と207点の表が掲載されている(平均して各章に図版4~5点,表4点)。各章の末尾には「結びの言葉」と題した短いセクションが設けられており,関連する問題についての考察や,その章の要点が示されている。
 ICUブックは,集中治療の専門家として44年の経験を積んできた著者が,単独で成した教育への貢献である点で唯一無二だ。本書が,次の引用文(別の単著医学教科書の前書きからの引用)と同様の評価を得ることを願っている1)。
「なんと稀有なことか! 単独著者の医学書が定期的に更新され,その本に新米からベテランまでが必要とする本質が,世界の文献から独力で抽出されており,分量をほとんど増やさずに明快さ・簡潔さ・網羅性を保っているとは」
1. Severinghaus JW. Foreword. In: Nunn JF. Nunn’s Applied Respiratory Physiology, 4th ed. Oxford: Butterworth-Heinemann Ltd, 1993.


訳者序文

 MarinoのThe ICU Bookの初版が刊行されたのは1991年,その2年後には日本語版が出版され,世に広く受け入れられた。その後も版は重ねられ,今回の第5版は2014年以来11年ぶりのものとなる。第5版は章立ても含め,第4版から大幅な改訂が行われている。医療機器や治療薬などの変化はもちろん,大きなパラダイムシフトも起きている。本書の特徴はMarinoという1人の著者によって書かれたということであり,その考えや物のとらえ方の変化も大きく反映されている。
 血管アクセスから薬物過剰摂取と毒物まで16のセッションに分かれ,53章の章立てとなっている。「輸液管理」,「臨床的ショックへのアプローチ」,「心原性ショック」,「急性肺塞栓症」,「非侵襲的換気」などの新しい章が設けられた。内容も基礎から臨床にわたって幅広く,臨床については最新のガイドラインに沿った実践的なものとなっている。図表も一新され,238の図と207の表が盛り込まれ,大変に見やすい構成になっている。Marinoが別の著書『Oxygen:マリノが提案する新しいパラダイム』(メディカルサイエンス・インターナショナル,2023)に記しているように,酸素療法や酸素,乳酸に対する考え方の大きな変化について記載され,ごく当たり前に集中治療で行われていることの背景について深く考えさせられる。
 本書の初版が出版されてから30年余りの間に大きく変わってきたこと,現在に至っても議論が続いていることもある。じっくりと本書を読み込むことにより,読者は独自の新しい集中治療像を描くことができるようになるのではなかろうか。
 旧版に続いて,本書が広く読まれ,読者がMarinoとともに成長,進歩していくことを願っている。

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